36歳の田中順也、引退後は「本当は魚釣りとかやって過ごしたいけど…」 家族のために戦い続ける“父”の姿
6日に引退記者会見で今後について語る
J3のFC岐阜の元日本代表FW田中順也が12月6日、自身の引退記者会見を実施。引退の理由とともに、今後の進む道についても言及した。
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現在36歳の田中は順天堂大時代の2009年に柏レイソルでプロデビュー。翌10年に正式に加入し、J2で24試合6ゴールを挙げた。さらにJ1復帰を果たした11年にはリーグ30試合13ゴールで史上初の昇格初年度のリーグ優勝に貢献。14年途中からポルトガルのスポルティング、16年に柏へ復帰し、17年からヴィッセル神戸、22年から岐阜でプレーし、23年シーズン限りでの現役引退を発表した。
12月6日に引退記者会見では、引退理由として「自分の感覚通りにゴールを取るのが年々難しくなってきて、その感覚を埋める努力をしてもゴールを取れないところに憤りも感じるようになった」と、自身のプレーに対するギャップを実感していたと明かしている。
「筋力から細胞まで使い果たしたという実感がある」と身体の実感を話した田中。「今後やりたいこと」を聞かれると「僕の最大の趣味であったサッカーを止めなくてはいけないので、新しい趣味を見つけないといけない」と自らの表現で進む道について自身の考えを述べた。
「本当は魚釣りとかやって過ごしたいけど、家族もいてそうもいかない。何か自分の、練習メニューを考えるのが好きなので、自分が考えたものを次の子供たちにトライしてみてというのは今後やりたい」
指導者という道について「僕はB級ライセンスを持っているので考えている」としつつ「ありがたいことにメディアの出演依頼も来ているので、12月はそういう出演や指導者も考え、サッカーに貢献できる道を考えたい」と、求められるマルチな形でのサッカー界への尽力を誓っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)