久保再獲得説はトーンダウンか レアル、現地メディアが指摘した好調な選手とは?
EU圏外枠問題とディアスの活躍が関係か
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、来季の去就動向がスペインメディアを中心に注目されてきた。古巣レアル・マドリードへの復帰説も報じられていたが、ノーゴールが続いている状態とスペイン代表MFブラヒム・ディアスが調子を上げているにより、トーンダウンしているという。スペインメディア「fichajes」が伝えた。
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ソシエダ在籍2シーズン目の久保は、9月の5試合では4ゴールを叩き出し、イングランド代表MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)ら実力者を抑え、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞。イングランド1部の名門マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールのほか、スペインでは昨季まで保有権を保持していた古巣レアルからの関心がたびたび報じられてきた。
今季公式戦の成績は19試合で5得点3アシストだが、直近11試合ノーゴールと結果が出ていない。それにより、レアル・マドリードも腰が重くなり始めているようだ。
スペインメディア「fichajes」は、「シーズン開幕から数週間後、レアル・マドリードはシーズン終了後にタケ・クボを復帰させると多くの人が予想していたが、レアル・マドリードはまだ最終決定を下していない。タケ・クボの進化を追いながらも、彼が戻ってくる可能性を判断することになる」と取り上げている。
「タケ・クボは、シーズン序盤の偉大な主人公の1人となった。リーグ戦7試合連続で無得点だが、レアル・ソシエダの攻撃において重要な存在だ。レアル・マドリードは久保の権利の50%を保有しており、契約解除条項6000万ユーロ(約95億3000万円)の半分である3000万ユーロ(約47億6000万円)で済むことを考えれば、今日のサッカー界では非常に手頃な金額と言える。しかし、レアル・マドリードは急いでいない。タケ・クボの復帰は優先事項とはみなされていない。彼の成長が注意深く監視されているのは間違いないが、久保がEU圏外枠に該当し、ここ数試合でブラヒム・ディアスが調子を上げていることと相まって、わずかにトーンダウンしている。我々はシーズン終了まで待たなければならないだろう」
レアル・マドリードは、シーズン終了までの半年間をかけてじっくり久保のパフォーマンスを判断する意向のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)