Jリーグベストイレブン発表 J1優勝の神戸から大迫勇也、武藤嘉紀ら4名、初選出は6名

今季Jリーグのベストイレブンが発表され、優勝の神戸からは4名選出【写真:徳原隆元】
今季Jリーグのベストイレブンが発表され、優勝の神戸からは4名選出【写真:徳原隆元】

2023年Jリーグ各賞を発表

 Jリーグは12月5日、「2023Jリーグアウォーズ」を横浜アリーナで開催した。ベストイレブンには優勝したヴィッセル神戸からは今季22得点を挙げてJ1得点王に輝いたFW大迫勇也ら4選手が選出。また、2位の横浜F・マリノスからは大迫と並び得点王のFWアンデルソン・ロペス、4位ながらリーグ最少の27失点だった浦和レッズからも4選手が選ばれている。

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 今季のJ1では、全34試合で勝ち点71を獲得した神戸が初優勝を飾った。シーズン終盤まで優勝争いを繰り広げたが、第33節で優勝を決め、最終的には横浜FMと勝ち点差「7」を付けての優勝となった。その神戸からは、大迫、FW武藤嘉紀、MF山口蛍、DF酒井高徳の4選手がベストイレブンに入った。

 神戸の強さが光ったシーズンとなったが、その神戸を上回る堅固な守備を見せたのがシーズン最少27失点の浦和だった。その浦和からは、GK西川周作、DFアレクサンダー・ショルツ、DFマリウス・ホイブラーテン、そして、MF伊藤敦樹の4選手が選出された。

 ベストイレブンの顔触れは、GK西川周作(浦和レッズ/6回目)、DFアレクサンダー・ショルツ(浦和/初)、DFマリウス・ホイブラーテン(浦和レッズ/初)、DF毎熊晟矢(C大阪/初)、DF酒井高徳(神戸/初)の4選手。中盤は、MF伊藤敦樹(浦和/初)、MF脇坂泰斗(川崎/3回目)、MF山口蛍(神戸/3回目)の3選手が選出され、FWにはFWアンデルソン・ロペス(横浜FM/初)、FW大迫勇也(神戸/2回目)、FW武藤嘉紀(神戸/2回目)となり、11人中6人が初選出というフレッシュな顔ぶれになっている。

 3回目の受賞となった脇坂は、受賞の感謝のコメントを述べたあと、「フロンターレはまだ今週末に天皇杯が残っています。国内シーズン最後にふさわしいゲームができるように頑張りたいと思います」と、天皇杯決勝に向けての決意を口にした。

 横浜FMから唯一の選出となったA・ロペスは、「このような賞をもらえて本当に光栄ですし、とても嬉しく思います。このような賞は仲間とマリノスのすべての人間がいなければ、この賞はもらえませんでした。本当に感謝しています」と語った。

 そして、武藤は「この賞は家族、チームメイト、スタッフ、そしてファン・サポーターの方々があっての賞だと思います。その方々に恩返しができるように、来シーズンもしっかりと地に足をつけて頑張っていきたいと思います。そして来シーズンも皆さんでJリーグを盛り上げていきましょう! よろしくお願いします!」と、Jリーグがさらに盛り上げることを誓った。

 なお、今回の授賞式にはACL(AFCチャンピオンズリーグ)のアウェーゲームを控える浦和の選手たちは欠席となっている。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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