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宮本恒靖氏のJFA新会長就任確実に中国も注目 「脱亜入欧」に理想的な人選と太鼓判
正式な候補者は宮本氏のみ…12月24日の評議員会で信任投票を実施
日本サッカー協会(JFA)は、来年3月に任期満了で退任する田嶋幸三会長の後任について、専務理事の宮本恒靖氏のみが正式な候補者になったと発表した。12月24日の評議員会で信任投票が行われ、来年3月の評議員会と理事会で承認が得られた場合、正式に会長就任となる。
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宮本氏は現役時代、元日本代表DFとして活躍。ワールドカップ(W杯)には2002年の日韓大会、06年のドイツ大会に出場し、主将も務めた。Jリーグではガンバ大阪などでプレーし、2005年のJ1リーグ制覇を経験している。
引退後は古巣のG大阪の指揮官などを務め、昨年JFAの理事に就任。JFAの田嶋現会長が来年3月に退任となるなか、Jリーグクラブや都道府県協会の代表などによる評議員の中から規定の16票以上の推薦を集め、正式に次期会長選の立候補者投票対象となった。
中国サッカーメディア「足球報」は、「初めてのW杯出場経験ある会長が、日本の歴史的突破を見届けられるか?」と題して報道。宮本氏の経歴を紹介したうえで、現役時代の経験、コーチとしての資格や経験、サッカー解説などの経験から、日本サッカーの「脱亜入欧」に理想的な人選として、「3年後のW杯ベスト8が彼の目標の1つだ」とまとめた。
サッカー記者の茉莉(モーリー)氏は深センを主に取材し、深センと日本代表元監督で現ベトナム代表監督のフィリップ・トルシエ氏とも交流がある。モーリー氏は「宮本氏は前任の田嶋幸三氏同様にサッカー選手出身だが、中国の歴代サッカー協会主席でサッカー選手出身者はいない。みんな陸上、水泳、卓球など他競技ばかりだ」と比較。「日本のFIFAランキングは現在17位だが、『なぜこんな低い?』と言う人もいる。日本サッカー協会の世界4強を目指すという目標を、誰もほら吹きだとは思わない。一方、我が国の組織はどうなっているのか」と嘆いた。
中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」でフォロワー1947万人を誇るスポーツメディア「囲観体壇」は、宮本氏がかつて発した「大きな目標は小さな目標の蓄積からなる」の言葉を引用し、日本サッカーは目標を着々とこなしている点を指摘。「夢を持つのはいいことだが、重要なのは具体的行動である」と締めくくっていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)