「僕はヒーローになれる体質じゃなく…」 柏木陽介、「サッカー人生で苦しかった」浦和時代の2011年を回想
2011年の福岡戦で殊勲のゴール
今季限りで現役を引退するFC岐阜の元日本代表MF柏木陽介が12月5日に引退会見を実施。浦和レッズで残留争いを強いられた2011年を振り返った。
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現在35歳の柏木は、これまでサンフレッチェ広島、浦和レッズ、岐阜でプレー。岐阜には2021年に加入し、昨年の右アキレス腱断裂を乗り越えて、今季はリーグ戦24試合に出場したなかで、11月1日に今季限りでの現役引退の決断を発表していた。
2010~20年までプレーした浦和時代。なかでも、2011年はリーグ15位と残留争いを強いられた。柏木は31試合に出場した同シーズンを「サッカー人生でも苦しかった1年」と振り返っている。
「サッカーの内容も伴わないし、自分自身も上手くいかない。チームも何をやっても勝てる気がしない。何が悪いのかはやっている本人たちも分からないけど、このチームは仲が良くないなと思って、決起集会を1か月に1回くらい、若手とベテランがはっきり分かれていてそこをつなげようとしていて、終盤戦にようやく1つになってきたと思う。誰もが一生懸命やっているけど噛み合わないというしんどいシーズンだった」
そのなかで、2011年11月26日に行われたJ1リーグ第33節アビスパ福岡戦(2-1)で決めたゴールはチームを救う大きな一撃だった。柏木も「僕はヒーローになれる体質じゃなくて、大事なところでゴールを決められず、いつも森脇(良太)や槙野(智章)が持っていく感じだったけど、大事なところで決められてシュートの大切さを感じられる時になった」と、当時の喜びを噛み締めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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