久保建英、アジアカップ不参加の可能性浮上 ソシエダ側が「招集辞退も検討」と現地報道
ソシエダが不利益被り、アジアカップ出場を見送る要望を出す可能性
スペイン1部レアル・ソシエダは、日本代表MF久保建英について2024年1月に開幕するAFCアジアカップへの出場を見送る要望を出す可能性があるようだ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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昨シーズンからソシエダの中心選手として活躍している久保は、今シーズンも公式戦19試合に出場して5得点3アシストを記録。ラ・リーガで6位に付けているクラブにとって不可欠な存在となっている。
森保ジャパンでも主力の1人として招集され、来年1月に開幕するアジアカップへの参戦も有力視されている。そんな久保の大会メンバー招集に関して、ソシエダが難色を示し始めていると、「ムンド・デポルティーボ」紙が伝えている。
記事では、久保自身がアジアカップ出場へ前向きなスタンスであることが指摘されている。一方でソシエダ側の意向として「シーズンの最も重要な時期を欠場することで、カップ戦、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得、そしてCLのラウンド16第1戦に影響が出るリスクが心配されている」と指摘され、「アジアカップ招集辞退も検討している」という。
日本はアジアカップのグループリーグでベトナム、イラク、インドネシアと対戦することになっているが、ここを突破することが確実視されている。そのため、アジアカップに出た場合、久保がチームに戻れるのは最短で1月28日から31日にかけて行われる準々決勝のあと、最も遅くなると2月10日の決勝後になる。
日本代表は来年1月1日にタイ代表と親善試合を行うことになっているが、国際Aマッチデーとしての扱いではない。そのため、1月2日に予定されているラ・リーガのアラベス戦に出場したあとに、日本代表に合流することになる。
久保は国王杯3回戦をはじめ、アスレティック・ビルバオとのダービー戦、今季快進撃を見せているジローナ戦などを欠場することになる。さらに日本が決勝まで進出した場合は、CLラウンド16の第1戦でプレーすることも難しくなるという。
現在では日本代表のほとんどの選手が欧州のクラブでプレーすることになっている。久保以外にも、こうした問題を抱える選手が出てくる可能性は高く、選手や日本サッカー協会がどのように動くか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)