小野伸二は「中田や三浦に並ぶ開拓者」 現役引退の“天才”にフランス紙も反応「日本のレジェンド」

現役ラストマッチを終えた小野伸二【写真:(C) mm】
現役ラストマッチを終えた小野伸二【写真:(C) mm】

現役キャリアラストゲームを3日に終えた

 今シーズン限りで現役引退を発表している北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二は、12月3日のJ1リーグ最終節の浦和レッズ戦(0-2)に先発出場し、前半22分に交代して現役キャリアに別れを告げた。日本代表としても活躍し、欧州のビッグクラブでも実績のある小野の引退を、フランス紙「Ouest-France」も報じている。

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 静岡県出身の小野は1998年に浦和へ加入してプロデビュー。オランダの名門フェイエノールトや帰国しての浦和、ドイツのボーフム、地元の清水エスパルス、オーストラリアのウェスタンシドニー・ワンダラーズとキャリアを積んで14年に札幌入り。19年夏にFC琉球へ移籍したが、21年に札幌復帰していた。日本代表としても日本が初出場した1998年のフランスW杯から2006年のドイツW杯まで、W杯に3大会連続で出場している。

 フェイエノールトでは、2002年にUEFAカップを制し、日本人として初めての欧州カップ戦のタイトルホルダーとなっている。「Ouest-France」は、「日本のレジェンドであり、2002年のUEFA杯決勝でドルトムントを破ったフェイエノールトのチームの一員であり、オランダの4年間で成功を収めた。攻撃的なMFで、両足の技術が高く、中田英寿や三浦知良と並んで1990年代後半から2000年代前半に日本人選手の欧州移籍の波を作る開拓者だった」と、評価している。

 記憶に残るプレーの数々に加え、多くのタイトルも獲得した小野の引退は、広く世界でも惜しまれている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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