まさに“ミシャ節” 古巣・浦和サポーターへ愛ある挨拶「最後のセレモニーを邪魔しないでもらっていいですか?」

札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:徳原隆元】
札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:徳原隆元】

試合後にペトロヴィッチ監督が挨拶「今私にブーイングされた方、典型的な浦和サポーターなんだなと思いました」

 12月3日に札幌ドームで行われた元日本代表MF小野伸二の現役ラストマッチ。北海道コンサドーレ札幌は浦和レッズに0-2で敗戦した。試合後の挨拶でミハイロ・ペトロヴィッチ監督が、まさに“ミシャ節”の効いたコメントで会場を沸かせている。

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 今シーズン限りでの現役引退を発表していた小野は、J1最終節であるホーム浦和戦がラストマッチとなった。小野のリーグ戦出場は昨年5月25日柏レイソル戦以来。この一戦でスタメンに抜擢された小野は、前半21分までプレーした。

 試合直後のフラッシュインタビューでペトロヴィッチ監督が「今日も2、3回素晴らしいパスを出していた。約20分という短い時間でしたけども、彼がワールドクラスの選手であることを見せてくれたのではないかと思う」と話したように、随所のプレーで存在感を発揮していた。

 試合終わりセレモニーに移るなか、ペトロヴィッチ監督が壇上でスタンドに向けて挨拶。その冒頭は「こんにちは。浦和のサポーターの皆さん。今私にブーイングされた方、典型的な浦和サポーターなんだなと思いました」という“ミシャ節”で会場の笑いを誘った。

「それが6シーズン浦和を率いた監督に対するものだと思います。アウェーに来て、札幌の最後のセレモニーを邪魔しないでもらっていいですか? 浦和さんは今日勝って3ポイント取ったので、満足して帰ってもらってもいいですよ」

 かつて率いた古巣サポーターを前に、愛ある煽りの言葉を贈ったペトロヴィッチ監督。その後「札幌で6シーズン一緒に仕事をさせてもらって、とても幸せです。これだけの素晴らしいスタジアムで、サポーターの皆さんが集まったなかで仕事ができる。私は、世界で一番幸せな監督だと思っています。本当に愛しています」と、自チームのサポーター・ファンへの感謝を述べている。

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