J1得点王争い…22ゴール目の横浜FMのA・ロペス、同僚FWの隠れアシストに絶賛の声「よくプレーキャンセルした」
得点王争いでA・ロペスが大迫の22ゴールに並ぶ
J1リーグは12月3日に2023シーズンの最終節を迎えた。すでにヴィッセル神戸の初優勝が決まっているなか、注目を集めているのが得点王の行方だ。横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスが京都サンガF.C.とのゲームでトップに追い付く22ゴール目決めた。
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第33節終了時点では、ヴィッセル神戸の元日本代表FW大迫勇也が22得点でトップ。横浜FMのA・ロペスが21得点で2位となっていた。
2年連続の優勝を惜しくも逃した横浜FMだが、チームとしてもアンデルソン・ロペスに得点王のタイトルを取らせようとする姿勢が見られている。京都サンガF.C.とのアウェーゲームに臨んだ横浜FMだが、前半19分にDF角田涼太朗がFW原大智への危険なタックルで一発退場となってしまう。
数的不利に陥った横浜FMだったが、前半24分にDF吉尾海夏が右にパスを出すと、FWエウベルが前線へボールを運び、右サイドに展開。これを受けたMF山根陸がゴール前に折り返しを入れると、アンデルソン・ロペスがゴールネットを揺らし、10人の先制ゴールを決めた。
山根からのクロスが出た際、ゴール前にはFWヤン・マテウスも詰めていた。ゴール前に走りこめば、アンデルソン・ロペスの手前でボールをゴールに流し込める状況だったが、ヤン・マテウスはゴール前で急停止。これによってアンデルソン・ロペスにシュートチャンスが訪れていた。
X(旧ツイッター)上には、「よくヤン・マテウスはプレーキャンセルしたな」「ヤン・マテウスのブレーキが素晴らしかった」「ヤン・マテウスが止まっていたのも愛を感じた」「ヤン・マテウスの瞬時のナイスな状況判断にも、アシストを」と、ヤン・マテウスの隠れアシストを称賛する声が多く上がった。
得点を挙げたストライカーは、よく「チームメイトのおかげ」という言葉を使うが、まさにチームのサポートを感じさせるアンデルソン・ロペスの先制ゴールだった。ゴールを決めたアンデルソン・ロペスは、すぐにボールを拾って2点目を取りに行こうとする姿勢を見せたが、大迫を抜いて単独得点王に輝くことになるのだろうか。