東京Vの16年ぶりJ1復帰は「まさにドラマティック!」 海外メディアも脚光「強烈なプレッシャーのなかで…」
染野のPK弾で追い付き、東京VがJ1復帰を決める
J1昇格プレーオフ決勝が12月2日に国立競技場で行われ、東京ヴェルディが16年ぶりの昇格を決めた。清水エスパルスとの激戦を制した形だが、この一戦に海外メディアも「まさにドラマティック!」反応している。
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決勝戦はJ2リーグ最終順位3位の東京Vと、4位の清水のカード。レギュレーションより東京Vは引き分け以上の結果を残せば、J1昇格が決まる試合だった。国立競技場で行われた試合で先手を取ったのは清水。後半16分、清水側が相手ペナルティーエリア内へ入れたクロスボールが東京VのMF森田晃樹の手に当たりハンドの判定に。これをFWチアゴ・サンタナが決めて清水が昇格へ一歩リードする。
試合が再び動いたのは後半アディショナルタイムだった。右サイド前線でボールを受けた東京VのFW染野唯月が持ち運ぶと、エリア内へ差し掛かったところで清水DF高橋裕治がスライティングタックルでボールを弾き出す。このプレーがファウルの判定となり、東京VにPKが与えられた。
キッカーの染野がこのPKを決めて、東京Vが土壇場で同点に持ち込む。このまま1-1で試合は終了し、リーグ戦の最終順位で優位に立っていた東京Vが16年ぶり、悲願のJ1復帰を果たしている。
この結果を報じたのは、米メディア「CNN」インドネシア版だ。「まさにドラマティック! アルハン所属の東京ヴェルディのJ1昇格が決定」と、インドネシア代表DFアルハンの名前とともに東京Vの昇格を祝っている。
「東京ヴェルディがJ1リーグに昇格するのは、2008年以来のことだ。強烈なプレッシャーのなかで得たこのPKを染野が決め、1-1の同点に追い付いた。ドロー決着も今シーズンのJ2リーグ最終順位でエスパルスを上回ったため、ヴェルディの来シーズンのJ1リーグ昇格が決まった」
歓喜の東京Vは、J2最終節の勝利で清水を上回り3位に浮上。この最終順位が、この試合でも大きな意味を持つ結果となった。そして後半アディショナルタイムでの劇的弾は、海外でも大きな反響を呼んでいたようだ。