J1昇格プレーオフ、国立もヒートアップ! VAR採用の決勝戦…東京Vの城福監督「注意喚起を再度したい」
オリジナル10の2クラブが国立競技場で対戦
J1昇格プレーオフ決勝が12月2日の14時5分にキックオフを迎える。今シーズンの決勝に勝ち上がったのは、J2リーグ3位の東京ヴェルディと4位の清水エスパルス。試合のチケットは前売り段階で完売となっており、国立競技場のバックスタンドは緑とオレンジで綺麗に染まっている。
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選手たちがウォーミングアップを開始する前から、清水のサポーターは「ヴェルディ、倒せ!」と大きなチャントを響かせ、臨戦態勢を示した。ホームとなる東京Vのサポーターもウォーミングアップに出てきた選手たちを鼓舞し、国立競技場は大一番に向けてヒートアップしている。
すでに両チームの先発11人が発表されており、東京Vは、準決勝の千葉戦(2-1)と同じ先発イレブンが起用されている。対する清水はリーグ戦42試合フル出場していた元日本代表GK権田修一が、プレーオフ準決勝の山形戦(0-0)に続き欠場。その山形戦で先発したMF岸本武流がベンチスタートとなり、MFカルリーニョス・ジュニオが先発となる攻撃的な布陣に戻っている。
<東京V先発>
GK 1 マテウス
DF 6 宮原和也
DF 13 林 尚輝
DF 3 谷口栄斗
DF 2 深澤大輝
MF 47 中原 輝
MF 7 森田晃樹
MF 25 稲見哲行
MF 8 齋藤功佑
FW 39 染野唯月
FW 27 山田剛綺
<清水先発>
GK 1 大久保択生
DF 70 原 輝綺
DF 4 高橋祐治
DF 50 鈴木義宜
DF 2 山原怜音
MF 14 白崎凌兵
MF 3 ホナウド
MF 11 中山克広
MF 10 カルリーニョス・ジュニオ
FW 33 乾 貴士
FW 9 チアゴ・サンタナ
プレーオフ決勝では、準決勝まで採用されていなかったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が用いられる。東京Vの城福浩監督は2日前の公式オンライン会見で「ほとんどの選手がVARを経験したことがありません。そういう意味ではプレーを止めないであるとか、流される場面が攻守において出てくるので、ここは注意喚起を再度したい」と警戒心を示すとともに、「ただ、練習のなかでも常にプレーを止めずにやるということはやってきました。その延長線上で、ゲームのなかではいつも以上に旗が上がらない、笛が鳴らないことがあることを選手たちとも共有していきたいと思います」と語っていた。
来シーズン、VARの採用されているJ1に戻ることになるのは東京Vか、清水か。オリジナル10の伝統のあるクラブの歴史にも大きな意味を持つ90分が間もなく始まる。