ミラン会長の「本田低評価」は本当か? 地元記者が語った真相

「10番の能力は後からつくわけではない」

 

――数日前にコリエレ紙はミランのベルルスコーニ会長が本田を好きではないと報じていたが。

「彼(会長)の欲しい創造性のあふれる選手ではないからね。(ジェノアの背番号10)ペロッティを見たかい? ああいうふうに素晴らしいプレーを見せる選手が好きなんだよ。本田はエッセンシャルで技術的な選手だが、創造性には乏しい。量も質もある選手だけど、魅せるようなタッチのプレーがない。ベルルスコーニが欲しがっている、イタリアが期待しているクラシックな10番ではない」

――それは生まれつきの才能?

「そうだね。28歳の選手だから、変えることはできない。10番の能力は後からつくわけではない。ベルルスコーニの創造性に明かりをともす選手ではないよ」

――会長自身がそう言ったのか?

「僕が会長はそう思っていると思っているだけ。本田は彼の好きな10番ではない」

――会長は本田を好きだとか、好きでないとかは言ってない?

「ノー、でも本田のことを話さない」

――会長は本田がゴールを決めた時に直電して祝福していたが。

「厚遇しただけだよ」

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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