J1優勝の神戸は「そら強いですわ」 内田篤人、「いいタレントがいれば点が取れる」を突き詰めた結果を評価
神戸は大迫、武藤、山口らを中心に初優勝を勝ち獲る
元日本代表DF内田篤人氏は、自身がホストを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で、12月3日に最終節を迎えるJ1リーグについて語った。
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今シーズンのJ1は、最終節を待たずにヴィッセル神戸がクラブ創設29年目で初の優勝を成し遂げた。FW大迫勇也を筆頭に、FW武藤嘉紀、MF山口蛍、DF酒井高徳と、かつて日本代表や鹿島アントラーズなどでともにプレーした選手が多いクラブについて、内田氏は「海外を経験した選手がこれだけ集まれば、それは強いですわ。強いけど、メンバーがいるからといって、これまでは勝てなかった。イニエスタも呼んだし、ポドルスキも呼んだし。そのなかで自分たちがどうやったら勝てるかという形を突き詰めた結果だと思います。いいタレントがいれば、点が取れるよねということだと思います」と、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタや元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの名前を出し、ビッグネームが所属していた時期との違いについて語った。
さらに、内田氏は「お金もちゃんと使っているチームなので、こういうチームが勝つと面白いなと思います」と言及。今シーズンの優勝によって賞金なども得られることから、「来年、再来年というのは、また補強するお金もあるでしょうし、どれだけ持続していくかが楽しみです」と、来季も強化を続けていくことへの期待も口にした。
今シーズンはJ1からJ2に降格するクラブが1チームのみだが、残留争いでも大きな動きが第33節にあった。17位の湘南ベルマーレが最下位の横浜FCとの直接対決に勝ち、順位を15位まで上げて残留を決めた。最終節を横浜FCは、17位に落ちた柏レイソルと勝ち点「3」差となっているが、得失点差が「12」あることから、最終節の逆転はほぼ不可能だと見られている。
内田氏は「これだけ得失点差があれば、選手のなかではある程度というのはあると思いますけど、最後の試合をどう終わるかは、1年間支えてくれたファン・サポーターにとっては大事な1試合ですから。勝って終わりたいというのはあると思います。最終節、横浜FCの相手は鹿島アントラーズでしょ? それだけしっかり見ておきます」とコメント。そして、古巣についても「鹿島……、この前、負けたよね、川崎フロンターレに0-3で」と付け加え、最終節がここ6試合未勝利(3分3敗)となっている鹿島にとっても重要な試合であることを示唆した。
優勝チームがすでに決しているJ1だが、最終節はどのようなドラマが待っているだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)