小野伸二からもらった「考え過ぎず、サッカーを楽しめ」の金言 札幌MFが天才の現役ラストゲームに馳せる思い
田中駿汰の父親は小野伸二の大ファン
北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二は、12月3日に行われるJ1リーグ第34節浦和レッズ戦で現役ラストゲームを迎える。札幌の同僚であるMF田中駿汰は、サッカーを楽しむことを学んだという。
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小野は伝説の名門高・清水商の中心選手としてプレーし、1998年に浦和レッズに加入。その後、オランダ1部フェイエノールト、浦和、ドイツ1部ボーフム、清水エスパルス、オーストラリア1部ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、北海道コンサドーレ札幌、FC琉球と渡り歩き、2021年から再び札幌でプレーしてきた。
小野は44歳の誕生日を迎えた9月27日、「サッカーと出会い39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれと言うので今シーズンを最後に、プロサッカー選手としての歩みを止めることを決めました」と今季限りの引退を発表。12月3日に札幌ドームで行われるJ1最終節の浦和戦がラストゲームとなる。
そのなかで、2020年から札幌に所属し、4年目の今季はここまで全試合に出場している田中は、小野から学んだことを問われると、「そんなに考え過ぎず、サッカーを楽しめと言われている。感覚でやっているのかなと思うけど、練習中はいろんなことを考えていると言っていた。考えながらも楽しんでいると。それはみんな学んでいるのかなと」と語った。
「僕のおとん(父親)が伸二さんのことが大好き」と明かした田中。「名前入りでサインももらいました」と笑いを誘いつつ、浦和戦での“共闘”を望んだ。
「絶対最後一緒にピッチに立ちたい。どのタイミングで伸二さんが出るかは分からないけど、たぶん出るとは思うので、その時に自分たちがしっかりリードして楽な状況で伸二さんが出られるように自分たちは試合を作る。絶対に勝利で伸二さんを送り出したい」
田中は小野の花道を飾る後押しをすることを誓っていた。