「スポーツマンシップは称賛に値」 昏倒した浦和FWの危機に…武漢助っ人が救った“咄嗟の行動”に喝采
浦和FW髙橋がラフプレー受け昏倒、即座に寄り添った武漢FWに脚光
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)第5戦の浦和レッズ対武漢三鎮(中国)との一戦で、浦和FW髙橋利樹が相手選手のラフプレーを受け昏倒するアクシデントが発生。頭に肘打ちを喰らった瞬間、全く動かず騒然となったなかで、武漢FWが咄嗟に取った行動が脚光を浴びている。
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FWホセ・カンテの決勝ゴールで2-1と浦和が勝利したこの試合で、衝撃のアクシデントが発生。前半44分、中盤のルーズボールでバウンドしたボールをヘディングしようとした髙橋に対し、すれ違いざまに相手MFフー・チャオが右腕を髙橋の顔面にヒットさせた。
「ドクターから聞くところでは頭に肘打ちを受けていた」(浦和ラファル・ジャナスコーチ談)というこの場面で、地面に倒れ込んだ髙橋は全く動かず、浦和の選手だけでなく相手選手からも担架を呼ぶアクションが見られるなど、スタジアムは一時騒然となった。
フー・チャオのラフプレーにより地面に倒れ込んだ髙橋を見て、即座に寄り添ったのは武漢のブラジル人FWダビッドソンだった。目の前で起きたアクシデントに戸惑うことなく、意識がはっきりとしない髙橋の様子を見るや、窒息を防ぐべく気道確保を誰よりも早く行った。
この咄嗟の行動に中国メディア「sohu」が脚光を当て「スポーツマンシップは称賛に値する」「ダビッドソンが駆け付け、舌先を摘むよう合図までした。適切なタイミングで対処されたため、悲劇は避けられた」と絶賛。一歩間違えれば生命の危機に瀕していた可能性もあっただけに的確な判断に喝采を送っていた。
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