わずかに肩が前に…“半自動オフサイドシステム”にファン賛否 「試合を台無しにした」「15秒もかからずに…」
イカルディが一時同点のネットを揺らすもわずかにオフサイド
トルコ1部ガラタサライは現地時間11月29日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と対戦し3-3のドローで試合を終えた。この試合では、元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディのオフサイド判定が話題に挙がっている。
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ガラタサライは前半11分、同18分にユナイテッドにゴールを許し2点のビハインドに。それでも同29分の直接フリーキック(FK)をMFハキム・ツィエクが決めて1-2と点差を縮める。ガラタサライがさらに同点のチャンスを迎えたのは、同43分だった。
味方のロングスルーパスに抜け出したイカルディが、最後はきっちり相手GKアンドレ・オナナとの1対1を制しゴールネットを揺らす。しかしここで副審がフラッグアップ。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が確認の末、イカルディの肩がわずかにオフサイドラインを出ていたことが分かり、得点は認められなかった。
この際のVARの判定画像をトルコメディア「Sports Digitale」公式X(旧ツイッター)が公開。ユナイテッド選手の腕の付け根の辺りがオフサイドラインとして引かれたなかで、イカルディの左肩がほんのわずか前へ出ていることが確認できる。
この判定に対し、英紙「デイリー・スター」は「最も厳しいオフサイドの判定」と報道。「イカルディにとって非常に不運だった」とCLで採用されている半自動オフサイドシステムを使用した結果を伝えた。
一方、ファンの間ではさまざまな意見がぶつかり合っている。「これはオンサイドに見える」「テクノロジーがこの素晴らしい試合を台無しにしている」といった否定的なコメントに対し「15秒もかからずにこの決断を下した」「プレミアリーグでも採用する必要がある」といった肯定的な声の両方が寄せられていた。
試合はその後、後半10分にユナイテッドがMFスコット・マクトミネイのゴールで一時1-3と突き放したが、ガラタサライが怒涛の反撃を見せ、3-3のドローで試合は決着している。