リバプール、来夏サラー放出プラン浮上 高額移籍金で“ムバッペ獲り”の可能性を英指摘
今夏サラー売却に応じなかったリバプール、来夏にエース放出も?
イングランド1部リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、2023年の夏にサウジアラビア1部アル・イテハドから巨額のオファーを受けた。2023-24シーズンはリバプールにとどまったものの、サラーは来夏の移籍市場でのサウジアラビア行きが有力視されている。英メディア「Team Talk」は、リバプールがサラーを放出した場合、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得に動く可能性があるという。
サラーのサウジ行きが濃厚と見られている一方で、PSGとの契約が満了を迎えるムバッペはスペイン1部レアル・マドリード入りが有力視されている。しかし、「Team Talk」は、ムバッペの獲得に向けてリバプールを含む複数のクラブが動いていると伝えた。
ムバッペの獲得には大金が必要になる。だが、リバプールは今季も10得点を挙げて、プレミアリーグの得点ランキングで2位にいるクラブ最大のスターであるサラーを放出すれば、大型移籍が実現する可能性があるという。
アル・イテハドは2023年夏にサラー獲得に向けた総額2億ポンド(約373億円)のオファーをリバプールに提示したが、イングランドの名門はこれを断った。この時はサラーの売却に応じなかったリバプールだが、記事では「2024年には状況が変わる可能性がある。同じくらいの金額を要し、クラブの財政基準を吹き飛ばすオファーでムバッペの獲得に動くかもしれない。フランス人は、PSGで年俸6500万ポンド(約121億円)を受け取っており、関心を持つクラブは同額を提示することになる」と、見込みを伝えている。
PSGはシーズン終了後にムバッペがレアルに加入することで口頭合意に達していると理解しており、そのことに腹を立てているという。これにより両者は契約延長交渉で衝突。結果としてムバッペは移籍金ゼロでクラブを離れる見込みだとされている。
当初、PSGは世界最高の選手であるムバッペを移籍金ゼロで放出することは考えられないとしていたが、カタールのオーナーが交渉の間に限界に達し、ムバッペと代理人にフリー移籍を歓迎することを伝えたという。そして、どの選手よりもクラブが優先されることを決断したようだ。
レアルやリバプール以外にも、ムバッペの獲得に関心を示しているクラブがあるとされており、サラーやムバッペが移籍する可能性のある2024年夏の移籍市場は、非常に活発な動きが起こるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)