国立競技場でメルボルン・シティと対戦

　ヴァンフォーレ甲府は11月29日、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）グループリーグ第5節でメルボルン・シティ（オーストラリア）と対戦して前半を2-1で折り返した。開始5分で先制ゴールを許した甲府だったが、そのわずか3分後にDF井上詩音のヘディングで同点に追い付くと、その後もチャンスシーンを作り出して前半のうちに逆転に成功した。

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　メルボルン・シティのFWジェイミー・マクラーレンにポストを叩くシュートを打たれる場面もあった甲府だが、攻守にわたって相手と互角以上に渡り合い、チャンスを作り出す場面もあった。そして迎えた前半43分、先制ゴールを挙げた井上が、最終ラインとGKの間にロングボールを入れる。ここをMF鳥海芳樹が狙い、相手DFと競り合いながらも浮き球に対して、身体を投げ出しながら右足で合わせた。ボールをコントロールするのが難しい体勢だったが、鳥海はしっかりシュートを枠に飛ばし、甲府が前半で2-1と逆転した。

　ゴールが決まった瞬間、国立競技場は大きく沸いたが、その後、ゴールシーンのリプレイが大型ビジョンに映し出されると鳥海の難易度の高いジャンピングボレーに、大きなどよめきが起こった。このまま前半は2-1で終了。鳥海のスーパーゴールは、甲府にACL3勝目をもたらすこととなるだろうか。