レアル内定のブラジル神童が愚行? 相手喉元にパンチも“おとがめなし”…判定に海外物議「理解できない」
パルメイラスFWエンドリックの行為が物議を醸した
ブラジル1部パルメイラスは現地時間11月26日、リーグ戦(ブラジレイロ・セリエA)第35節でフォルタレーザと対戦し、2-2で引き分けた。敵地で勝ち点「2」を取りこぼす形となったなか、この試合では“神童”FWの行為とそれを巡る判定が物議を醸している。
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フラメンゴやボタフォゴらと激しい首位争いを演じているパルメイラス。フォルタレーザ戦では前半20分に先制点を許すと、1点ビハインドで迎えた後半14分にはDFグスタボ・ゴメスが一発退場を命じられるなど厳しい展開を強いられる。それでも、後半21分にMFハファエウ・カヴァウカンチ・ヴェイガが同点ゴールを決めて反撃。その4分後に再びリードを許すも、同32分にMFジョゼ・ハファエウ・ヴィヴィアンがコーナーキックの流れから左足で押し込み試合を引き分けに持ち込んだ。
パルメイラスにとっては最低限の結果を手にできた一方、この試合では17歳のFWエンドリックも退場すべきだったのではと指摘する声が上がっている。
事の発端となったのは、後半10分のプレー。味方のパスカットでこぼれたボールをエンドリックが受けようとするも、背後から相手DFチチによる厳しいチェックを受けてしまう。上手くキープできず次のプレーに向けて反転したタイミングで両手を振り上げたエンドリック。同時にチチはその場に倒れ込んで悶え、起き上がれないと判断されプレーが中断した。
そして、中継映像がリプレイに切り替わるとエンドリックの行為が明らかに。反転のタイミングでエンドリックの右拳がチチの喉元あたりを捉えている。報復行為のように見えるも、このプレーに主審はイエローカードさえ提示せず“おとがめなし”と判断した。
エンドリックの行為には、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が注目。公式インスタグラムでこのシーンを収めた動画を公開すると、コメント欄には「レッドカードは何のためにあるの?」「ブラジルの審判は馬鹿げている」「CBF(ブラジルサッカー連盟)によって保護された」「退場になるべき」「判定が理解できない」といった主審の判断を疑問視する声が相次いだ。
パルメイラスでは史上最年少デビューと最年少ゴールの記録を打ち立てたエンドリック。来夏にはスペイン1部レアル・マドリードへの加入が内定している“神童”だが、感情のコントロールにはまだまだ改善の余地があるのかもしれない。