森保ジャパン、世界トップ13位「歴史的躍進」 止まらぬ快進撃…海外メディア感服「偶然ではない」

2023年を8連勝で締めくくった日本代表【写真:徳原隆元】
2023年を8連勝で締めくくった日本代表【写真:徳原隆元】

「Eloレーティングシステム」で算出された世界ランキングで“ドイツ超え”13位に浮上

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランク18位)は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で2連勝を飾り、国際Aマッチ8連勝をマーク。統計システムによる世界ランキングで13位に浮上したことが明らかになったなか、中国メディアは「歴史的躍進」と熱視線を送っている。

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 日本はW杯アジア2次予選の2連戦で、ミャンマー、シリアを相手にそれぞれ5-0で勝利。6月シリーズのエルサルバドル戦(6-0)からの連勝記録を歴代最多タイとなる「8」に伸ばした結果、「Eloレーティングシステム」で算出された世界ランキングでは13位に浮上したことが明らかになった。

 同システムは対戦型の競技において、相対評価で実力を表すために使われる指標の1つで、数学的裏付けのある最も著名なレーティングシステムとして知られる。FIFA(国際サッカー連盟)から発表される「FIFAランキング」とは異なるものの、精度では「Eloレーティングシステム」に分があるとの評価もある。

「Eloレーティングシステム」で算出されたランキングによると、日本は今年6月に行われたエルサルバドル戦後の19位から徐々に順位を上げて、シリア戦の勝利で史上最高の13位に。11月シリーズで2連敗を喫した強豪ドイツ(14位)を上回り、注目を浴びた。

 日本の躍進ぶりを裏付けるランキング結果に、中国メディア「sohu」は「世界ランキングでドイツを抜いて世界トップ13入り、日本サッカー界の歴史的躍進」と見出しを打ち注目。「過去数十年の歴史を振り返ると、日本サッカーの隆盛は偶然ではない」と伝え、タレント強化を見据えた“成功モデル”に熱視線を送った。

「アジアサッカーの舞台において、日本代表は常に無視できない存在である。ワールドカップなどの国際大会で強さを発揮するだけでなく、近年も躍進を続けている。特に特筆すべきは、日本サッカーが育成システムへの投資に多大な努力を払ってきたことであり、それは中国サッカーにとって学ぶべき最も価値のあるものだ」

 FIFAランキングでも、アジアではトップに君臨する森保ジャパン。記事では「アジアサッカーにおいて、日本代表は常にトレンドを生み出す力であり、彼らの成功は間違いなくほかのアジア諸国のサッカーにさらなるインスピレーションと自信をもたらすだろう」と、その実力を手放しで称賛していた。

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