J2仙台、来季よりU-17日本代表を率いた森山佳郎氏が指揮官へ就任 「本来いるべき場所へ帰る努力を続けていきたい」
13日に、今シーズン限りで堀監督が退任することが決定
J2ベガルタ仙台は11月27日、U-17日本代表監督を務めていた森山佳郎氏が新監督として就任することを発表した。2024年シーズンより、仙台の指揮を執ることになる。
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仙台は堀孝史監督の下、最終節を終えてJ2リーグ16位でフィニッシュ。13日には堀監督の今シーズン限りでの退任決定が報じられていた。
一方、森山氏は過去サンフレッチェ広島ユースのコーチや監督の経験を経て、日本代表のアンダー世代の育成、指揮官を数多く担当。2023年からはU-17日本代表を監督として率いており、直近のU-17ワールドカップ(W杯)ではベスト16で無念の敗退となっていた。
JFA(日本サッカー協会)の発表によると、日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフとしての森山氏の契約・活動期間は24年1月31日までとなっているという。来シーズンより仙台という新たな地で、指揮を振るうことが決まった。
森山氏のコメントは以下のとおり。
「ベガルタ仙台をいつも温かく応援してくださっているファン・サポーターのみなさま、いつも強力にバックアップしてくださるスポンサー・ホームタウンのみなさま、はじめまして、このたび監督に就任することになりました森山佳郎です。2024シーズンはクラブ全体で初心にかえり、仙台・宮城に必要とされ、愛され、応援してもらえるクラブを目指し、選手・スタッフとともにベガルタファミリーのみなさまの信頼を回復するべく、全力でひたむきで人の心を動かすようなプレーを披露し、本来いるべき場所へ帰る努力を続けていきたいです。自分がこれまで広島や育成年代の代表チームで培った地域密着や若手育成という武器の全てをこのクラブに捧げ、自らも仙台を愛し、ベガルタを愛して地域とクラブの発展に尽くしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします」
株式会社ベガルタ仙台の代表取締役社長、板橋秀樹氏のコメントは以下のとおり。
「来シーズン、クラブ設立30周年を迎えます。これを機会に新生ベガルタ仙台の始まりの年としたいと考えています。
勝利や栄光に背伸びをして届こうとするだけでは、足もとの揺らぎはおさめられません。勝利を目指すと同時に、将来を見据え、育成にも一層力を入れていく必要がある今、森山佳郎氏をベガルタ仙台の新監督に迎えることとしました。サンフレッチェ広島ユースを強豪チームに育て、長くアンダー世代の日本代表監督を歴任してきた手腕と実績で、これからのベガルタ仙台のために力を発揮していただけるものと信じております。強化、フロントも一体となってチームを支え、勝利と育成に取り組んでまいります。みなさまには変わらず、熱い応援を何とぞお願いいたします」
(FOOTBALL ZONE編集部)