中村俊輔の通訳を依頼され、日本でもプレー 異色のキャリアを持つ男がスコットランドで話題に

「中村の通訳にならないかと依頼してきた」

「セルティックは私に、当時チームに所属していた中村俊輔の通訳にならないかと依頼してきた。ゴードン・ストラカン(当時のセルティック監督)、中村と会う予定だったが、直前になって彼の代理人が日本人を雇いたいと希望したんだ」

 こうした紆余曲折を経て、指導者としても順調な歩みを進めていく。07年にスコットランドのアマチュアクラブ、クーパー・ハーツで手腕を発揮すると、カウデンベースFC、セント・ミレンと着実にステップアップを重ねた。14年にはブラジル・ワールドカップに参加したメキシコ代表のチームスタッフとして抜擢され、主に相手の分析を担当した。

 その後、マーティン・オニール監督率いる北アイルランド代表のアシスタントコーチに就任し、今年の欧州選手権初出場に貢献。今月6日からは兼任の形でハーツのアシスタントコーチも務めている。

 UEFAのA級ライセンスも取得し、現在37歳とまだ若いマカフィー。日本でもプレー経験を持つ男は、今や指導者として将来を嘱望されている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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