中村俊輔の通訳を依頼され、日本でもプレー 異色のキャリアを持つ男がスコットランドで話題に
03年に来日したオースティン・マクフィー JFLのデンソーで3年間プレー
今月6日にスコットランドの古豪ハーツでアシスタントコーチに就任したオースティン・マクフィーは、選手時代に母国スコットランドでプレーした経験はなく、アメリカやルーマニア、そして日本のJFLでプレーした異色のキャリアを持つ人物として現地でも話題になっている。かつてセルティックで活躍した元日本代表MF中村俊輔の通訳を依頼されたこともあったというエピソードも明らかとなった。英紙「ザ・サン」のスコットランド版が報じている。
マクフィーは選手として目立った結果は残せなかった。スコットランドでプロになれず、1999年に20歳で渡米。ノースカロライナ大学チームのUNCウィルミントン・シーシャークスで3年間プレーした後、今度はルーマニアの下部リーグのブライラで1年間在籍している。
そして03年には来日し、当時JFLのデンソーサッカー部(現・FC刈谷/東海社会人サッカーリーグ)で3年間プレーしたという変わり種だ。この3年間で日本語を習得したマクフィーは、日本で選手のキャリアに幕を下ろし、その後はスコットランドに戻ると指導者と実業家という二足の草鞋を履いた。
ツアー会社を立ち上げ、ビジネスに力を入れていたというマカフィーのもとに、2005年からセルティックでプレーしてた中村俊輔の通訳を依頼されたこともあったという。本人はインタビューで当時のことを以下のように振り返っている。
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