千葉と対戦、中原輝が先制弾

　J1昇格プレーオフ準決勝が11月26日に行われ、J2で3位の東京ヴェルディが同6位のジェフユナイテッド千葉と味の素スタジアムで対戦。東京Vは16年ぶりのJ1昇格、千葉は15年ぶりのJ1昇格に向けて、それぞれ決戦に挑んだ。

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　J2の年間順位が上位だったことから引き分け以上で決勝進出となる東京Vに対し、勝利が求められる千葉が優勢に試合を進めていた。しかし、前半35分に先制点を挙げたのは東京Vだった。

　中盤でボールを持って前を向いたMF森田晃樹が縦パスをFW染野唯月に入れる。リターンを受けに走った森田だが、千葉の守備陣も対応していたことから前進はできず。ボールがこぼれたところを拾ったMF中原輝がボールをコントロールして左足を振り抜くと、ボールはゴール右に決まり、ホームで戦っている東京Vが先制ゴールを挙げた。

　前日にはリーグ戦で4位だった清水エスパルスが5位のモンテディオ山形と0-0の試合を演じて決勝に進出したが、引き分けでもいいリーグ戦上位クラブの先制点は大きな意味を持つ。

　ベンチでは城福浩監督が両手を広げて、選手たちに落ち着くようにとメッセージを送っていたが、東京Vが大きなアドバンテージを得た。