「険悪な口論が勃発」 ペップVSヌニェスの“場外試合”に英紙注目「クロップに引き離される事態」
リバプールはシティとの天王山で1-1のドロー
イングランド1部リバプールは現地時間11月25日、プレミアリーグ第13節でマンチェスター・シティと対戦し、1-1と引き分けた。日本代表MF遠藤航は後半40分から途中出場。1位と2位同士の天王山にふさわしい好ゲームとなったが、試合後にFWダルウィン・ヌニェスとジョゼップ・グアルディオラ監督の間で緊迫感の走る口論が勃発したシーンに注目が集まっている。
2位リバプールは首位を走るシティとの天王山を敵地で迎えたなか、前半27分にFWアーリング・ブラウト・ハーランドに先制点を奪われる展開に。それでも後半35分にDFトレント・アレクサンダー=アーノルドがペナルティーエリア手前からゴール左隅へと流し込むスーパーゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んだ。
息を呑むハイレベルな試合の終了を告げるホイッスルが鳴り響いたあと、ユルゲン・クロップ監督とペップは互いの健闘を称え合うかのように熱い握手と抱擁を交わしたが、直後に騒動は起きた。ペップは歩み寄ってきたヌニェスに対しても握手をしようと手を差し伸べたが、ヌニェスはペップに対して詰め寄って苛立ちを露わにすると、それを見たクロップが慌ててヌニェスを引き離した。
ヌニェスの態度に不満を覚えたペップが応戦の構えを見せると、ヌニェスはクロップにしがみつかれながらも何か言葉を吐き捨てながら指を振るジェスチャーを示し、最終的にリバプールのスタッフと選手が両者の間に止めに入る事態となった。
英紙「デイリー・スター」は「試合後に険悪な口論が勃発、ヌニェスとペップはクロップに引き離される事態となった」と見出しを打ち、「皮肉なことに、試合では意外なほど物議を醸すことがなく、両チームが不満を示す場面もなかった。しかし、試合終了の笛が鳴ったあとに、最も緊張が高まった」と綴っている。
英紙「デイリー・ミラー」は「ヌニェスが近寄ってきた際、ペップは満面の笑みで笑顔を交わそうとしたが、2人の間で何か言葉が交わされると、突如として険悪な雰囲気となった」と説明している。両者の間に何があったのか詳細は不明だが、試合内容がクリーンだっただけに、終了後の“場外試合”がクローズアップされる格好となった。