名古屋移籍の佐藤寿人がラストメッセージ 「いつか一緒に闘える日まで…広島に栄光あれ」
24日の天皇杯準々決勝・鹿島戦が、12年間在籍した広島でのラストマッチに
サンフレッチェ広島のFW佐藤寿人が25日に自身のオフィシャルサイトを更新し、「2016シーズン終了」のタイトルで思いを綴った。24日の天皇杯準々決勝で広島はJリーグ王者の鹿島アントラーズに0-1と惜敗。来季から名古屋グランパスでプレーする佐藤にとっては、これが広島でのラストマッチとなり、試合後には涙を流しながらサポーターに挨拶していた。
05年の広島加入から今季で在籍12年間となった佐藤は「思い起こせば、2004年の12月に初めて吉田サッカー公園に来た時に見た青々とした練習グラウンド。このピッチで選手として成長させてもらいました。ひとまずこの広々としたグラウンドともお別れです」と感慨深そうに記している。
「歩き始めた長男がこのピッチでボールを手で転がし始め、ボールを蹴り始めた彼はもう中学生。色々な思い出がこのグラウンドにはあります。自分だけではなく、たくさんの選手の成長を促してくれ、きっとこれからもGRANDE VIOLAの栄光に繋がる選手を育ててくれると思います」
そして広島でのラストマッチとなった鹿島戦を振り返りつつ、「鹿島戦のゴール裏で掲げてくれた、たくさんのメッセージ、ありがとうございました。胸に刻み、戦い続けたいと思います」とサポーターに感謝の言葉を残している。そして、「気の済むまでやってきます」と気持ちを新たにした。
広島でJ2降格からJ1優勝まで酸いも甘いも味わった34歳のストライカーは、「またいつか一緒に闘えるその日まで。サンフレッチェ広島に栄光あれ」と熱いラストメッセージを送った。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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