「30年後のW杯優勝?」 ドイツ代表OB、日本サッカーの大目標に持論「すごく難しい」

アジアで強さを見せる日本代表【写真:徳原隆元】
アジアで強さを見せる日本代表【写真:徳原隆元】

ローター・マテウス氏が見解「選手が万全の準備をし、チーム一丸となる必要がある」

 森保一監督率いる日本代表は、6月からの連勝を歴代最長タイの「8」に伸ばした。“歴代最強”の呼び声も高いなかで、元ドイツ代表MFローター・マテウス氏は、日本が掲げる2050年までにワールドカップ(W杯)優勝達成の目標には、冷静な見解を述べている。中国メディア「新浪体育」が伝えた。

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 昨年のカタールW杯で2大会連続でベスト16の結果を残した日本は、森保監督が続投。今年3月にはウルグアイに1-1、コロンビアに1-2というスタートだったが、6月のエルサルバドル戦で6-0と大勝したのを皮切りに、9月の欧州遠征ではドイツやトルコといった強豪国を破った。その後も連勝は続き、11月の26年北中米W杯アジア2次予選でも2連勝を飾っている。

 西ドイツ(当時)代表の一員として1990年のイタリアW杯優勝を経験したローター・マテウス氏は、上海で行われたブンデスリーガと中国サッカー協会の共同イベントに参加。中国オンライン新聞「澎湃新聞」のインタビューで、中国、韓国、日本のアジア諸国について語った。

 中国メディア「新浪体育」が「アジア各国の中で最も輝いている」と称した8連勝中の日本だが、マテウス氏は2050年までのW杯優勝という目標を叶えるのは簡単ではないとの見解を述べている。

「日本が30年後にW杯で優勝できるか? すごく難しいと思う。メンバー全23人が万全の準備をし、コーチングスタッフを含めてチーム一丸となる必要がある。そのうえで、運も必要だ。例えば、2014年のドイツ代表は長い月日をかけ、さまざまな面で最高の状態にあった。チームの調子に浮き沈みがあったり、選手が1人、2人離脱するだけでも目標を達成するのは難しい。過去2回のW杯でも優秀な選手はいたが、パフォーマンスは良くなかった」

“日本代表史上最強”とも言われる現在の森保ジャパンが、どこまで高みに到達できるかにも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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