ミランのイタリア人番記者が明かす、本田の“1月移籍”が実現する条件とは

地元番記者は「本田は頭のいい選手。6月の契約満了までミランにいると思う」と分析

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は23日のイタリアスーパーカップ決勝ユベントス戦で公式戦8試合連続スタメン落ちとなった。17日の本拠地アタランタ戦(0-0)ではヴィンチェンツォ・モンテッラ監督からウォーミングアップすら命じられず、ユベントス戦では延長PKの死闘となったが出番なし。ミランの久しぶりのタイトル獲得に貢献できなかった。

 本田は来年6月に契約満了となるが、ミランはMFジャコモ・ボナベントゥーラ、DFガブリエル・パレッタと契約延長交渉を進めている一方で、本田の延長話は聞こえてこない。ベンチ要員と化した背番号10は1月の移籍市場でチームを去ることになるのだろうか。

「私はこれが本田にとって最後のミランでの試合になるとは思わない。モンテッラ監督は本田について常に注意深く、勤勉だと話している。これまでの本田にモンテッラは失望しているものの、本田は頭のいい選手。6月の契約満了までミランにいると思う」

 地元テレビ局「7ゴールドTV」でミラン番記者を務めるパオロ・ヴィンチ記者は本田の現状を分析した。本田が2014年1月にCSKAモスクワから加入して以降、イタリア人記者の中で好意的なレビューを続ける擁護派だったが、今季初スタメンとなった10月25日の第10節ジェノア戦(0-3)で、本田が横パスやバックパスを繰り返す消極的なパフォーマンスに終始し、失点に絡むミスを犯してから一気にトーンダウンしている。

 本田の1月残留を予想するヴィンチ記者だが、今冬の移籍実現には条件が存在するという。

 

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