日本代表MF佐野海舟、初選出で見せた実力 元同僚・太田宏介が明かす過去「一瞬で『コイツ、すげー』って…」
太田は町田時代の佐野とともにプレーした経験を持つ
日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で2連勝(ミャンマー戦/5-0、シリア戦/5-0)を収め、幸先の良いスタートを切った。スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で、元日本代表DF内田篤人氏、元日本代表DF安田理大氏、そして、今季限りで現役引退を発表しているJ2優勝のFC町田ゼルビアの元日本代表DF太田宏介の3人が、初戦のミャンマー戦について感想を語った。
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収録がシリア戦前に行われたことから、アジア2次予選の初戦であるミャンマー戦の感想を振り返ったが、内田氏は「相手のレベルもありますが、引かれたらなかなか難しいなかで、ちゃんと点を取って勝った。初戦だから勝てばいいんですよ」と、勝ち点3を得たことを評価した。
太田は「あれだけ引かれているなかで、前半11分に先制点をとれたのは、その後の追加点にもつながったと思います。何よりエースの上田綺世選手が取れたということは、今後の日本にとっても大きいですよね」と、ハットトリックを達成した上田の活躍に言及した。
また安田は現地で試合を観戦していたことを明かし「どの試合も難しいのは分かりますし、勝ったのは一番でめっちゃすごいと思うんですけれど、もっとゴールが見たかった。前回の対戦では10-0だったし、欲を出した感想ですが、もっとゴールを見たかった」と、快勝にも満足を見せなかった。
鹿島アントラーズの後輩でもある上田の活躍について、内田氏は「これだけ結果を出せばいいんじゃないですか。彼にマークがつけば、周りの鎌田(大地)選手と(南野)拓実が生きてくるからね」と言うと、安田氏も「そこのホットラインで2点取りましたもんね」と、上田と南野のチームの先制点と3点目を挙げる活躍を見せた2人について言及した。
この試合では、途中出場した鹿島アントラーズのMF佐野海舟が活躍を見せたが、太田は2022年まで町田に在籍していた佐野と、短期間ながら一緒にプレーする機会があった。佐野はオーバートレーニング症候群を発症していたため、なかなか同じピッチに立てなかったが、「シーズン終了後、1、2回、ゲーム形式の練習を一緒にやって、一瞬で分かりましたね。『コイツ、すげー』って。そうしたら移籍した鹿島で、今季すごい良いシーズンを過ごしていますし、追加招集で代表に呼ばれる『運』もある」と、代表デビューを果たした新星のポテンシャルを感じ取っていたことを明かしている。
この連戦を最後に年内の試合を終えた日本代表。2024年もOBたちが唸るような選手の出現や躍進に期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)