相手は「死に物狂いで来る」 J1復帰を目指す清水、プレーオフ戦を前に秋葉監督が宣言「超攻撃的、超アグレッシブに」
25日に山形とJ1昇格プレーオフ準決勝で対戦する
来季のJ1への昇格をかけ、J2リーグの3位から6位の4クラブが最後の1枠を争うJ1昇格プレーオフの準決勝が11月25日と26日に開催される。4位で進出の清水エスパルスを率いる秋葉忠宏監督は「超攻撃的、超アグレッシブに思い切り躍動する姿、ダイナミックに、大胆にゴールへ向かう姿勢を皆さんに見せたい」と宣言した。
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清水は最終節がスタートする前は自動昇格圏内の2位だったが、水戸ホーリーホックとの引き分けで4位に転落。秋葉監督が「正直に言えば、最終戦の後、オフ明けのトレーニングは厳しいメンタルだった」と話せば、出席したFWチアゴ・サンタナも「水戸戦の前からみんないい準備をして、昇格を目指してピッチに立ったけど前半に自分たちらしいサッカーができなかった。同点にしたけど逆転できなかった。みんな悔しかったと思う」と話し、落ち込んだ部分はあったという。
それでも、トレーニング場に駆け付けたサポーターからの横断幕によるメッセージなどで立て直し、秋葉監督は「今週に入ってから素晴らしいトレーニングをして準備できた」と自信を見せた。
対戦相手は最終節の勝利で5位を勝ち取ったモンテディオ山形に決まった。上位へのアドバンテージによりホームで試合を行い、勝利だけでなく90分を終えて同点でも清水が次のステージへ進む。それでも秋葉監督は「超攻撃的、超アグレッシブに思い切り躍動する姿、ダイナミックに、大胆にゴールへ向かう姿勢を皆さんに見せたい」と語った。
山形について指揮官は「非常に勝ち負けがハッキリしているチーム、ハマるかどうかで変わってくるチームという印象がある。勝たなければいけないという思いで来るでしょう。リスクを冒すところ、なりふり構わず死に物狂いで来るというマインドには気を付けないといけない」と話し、サンタナも「山形の攻撃陣には質の高い選手がそろいカウンターが得意。気を付けながら試合をしなければいけないが、攻撃姿勢を見せながらプレーしたい。引き分けというアドバンテージはあるけど、ホームだしそれを考えず勝利を目指したい。相手のマインドは失うものがない、点を取らないと次に進めないという気持ちで来ると思う」と話した。
プレッシャーの掛かるゲームに対し、秋葉監督は重要なものを「勇気」と話し、「人からもらうものではなく自分の中から絞り出すもの。ゴールへ向かう、仕掛ける、自分たちからボールを奪いに行く姿勢が周りに伝染し、それに呼応してサポーターが応えてくれて最高の雰囲気を作ってくれると思うので、そこに乗っていく、自分たちから仕掛ける姿勢を90分見せていきたい」と力を込めた。
最終節のショックから2週間で立て直したことを強調した清水が力を示せるか。勇気を感じさせる攻撃的サッカーが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)