パリ五輪出場権懸かるU-23アジアカップのグループ分けに見解

　アジアサッカー連盟（AFC）は11月23日、来春にカタールで開催されるパリ五輪予選も兼ねたU-23アジアカップ（2024年4月15日～5月3日）の抽選会を実施。グループBは日本、韓国、UAE、中国が同居する“死の組になったなか、中国メディアは「来年のパリ五輪出場権を期待する必要なし」と、早くも絶望視している。

　パリ五輪（24年7月26日～8月11）の出場権が懸かるU-23アジアカップは、16チームが4チームずつ4組に分かれ、グループリーグは総当たり戦。各グループ上位2位までが決勝トーナメントに駒を進め、大会上位3チームに入ればパリ五輪の出場権を獲得し、4位はアフリカ地域代表チームとの大陸間プレーオフへ進出する。

　FIFAランキングで見ると、アジア最高位の日本（18位）を筆頭に、韓国（24位／アジア3位）、UAE（69位／同8位）とアジアトップ10以内の3か国が同居する厳しいグループに。FIFAランク79位の中国はアジアで11位と唯一の“トップ10圏外”となったことで、母国メディアはすでに諦めムードだ。

　中国メディア「SOHU」は「中国チームは死のグループに転落」と見出しを打ち、「今回は中国、日本、韓国、アラブ首長国連邦とのグループとなり、U-23アジアカップ出場史上最悪のグループ分けとなった」と総評。「グループ突破はおろか、ゴールを決めるのも非常に難しく、中国チームに来年のパリ五輪出場権を期待する必要なし」と、絶望的に伝えていた。