森保ジャパンの現「ベストメンバー」は? 伊東×南野×久保の新オプションにも可能性【現地発】

日本代表の現・ベストメンバーを考察【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の現・ベストメンバーを考察【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

W杯予選は2連勝でスタート

 森保一監督率いる日本代表は、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表、シリア代表と対戦した11月シリーズで2連勝を飾った。これで6月から8連勝となり、日本代表の連続勝利記録で最多タイを記録。GKも3人出場するなど、全24選手がピッチに立った2連戦は格下相手にそれぞれ5得点の大勝を飾った。これから元日の国際親善試合タイ戦を経てアジアカップへと向かう日本代表のベストメンバーを考察する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 まずGKは、今回の起用法から鈴木彩艶がベストの選択肢となるだろう。森保監督の期待も大きく感じられるパリ五輪世代の守護神。そのスケールの大きさは見てのとおりで、ハイボールの処理の安定感は最終ラインの“先輩たち”をも驚かせた。キックの質の高さも随所で発揮し、熾烈な守護神争いで1歩リードしたと見られる。ここからはアジアの戦いで“中東の笛”などを経験するかもしれない。それらすべてを吸収してこれから先のGK新時代を築いてもらいたい。だが、大迫敬介も負けてはいない。まだまだ激しいポジション争いを繰り広げることだろう。

 最終ラインは板倉滉の負傷状況によるが、冨安健洋とのセンターバック(CB)コンビが鉄板。右サイドバック(SB)はプレースキッカーとしても新たな可能性を見出した菅原由勢、左SBはシリア戦の起用法から見るに伊藤洋輝か。中山雄太との争いはレベルの高いもので、それぞれ所属チームでの活躍も影響してくる。

オプション起用を考察【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
オプション起用を考察【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

シリア戦終盤に見せた左サイド伊東のオプションには可能性

 ダブルボランチは遠藤航と守田英正。2列目の三笘薫、中央に久保建英、右サイドの伊東純也の5人は森保ジャパンの主力と言える。なかでも、シリア戦の終盤に見せた左から伊東、トップ下の南野拓実、右に久保は新たなオプションとして楽しみ。4-1-4-1と4-2-3-1の併用で久保や南野、堂安律、旗手怜央、鎌田大地とインサイドハーフとウイング、トップ下でプレー可能な選手の競争は激化しており、公式戦の「23人」に生き残るためには複数ポジション+結果を常に求められていく。

 1トップは上田綺世がエースとしての風格を手に入れたか。浅野拓磨、古橋亨梧、前田大然に加え、パリ五輪世代のエース細谷真大も堂々とプレーした。なかでも2戦5発の爆発力を持つ上田はアジアの戦いに欠かせない存在になっていくだろう。得点を量産するなかで2列目、ボランチ、最終ライン含めて連係を向上してもらいたい。

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