J3最下位の北九州、今シーズン限りでの小林伸二監督&4人のコーチ陣の退任を発表 「私の力不足と痛感」
小林氏は兼任していたスポーツダイレクター職も契約解除
J3ギラヴァンツ北九州は11月22日、契約期間満了に伴い今シーズン限りで小林伸二監督に加え4人のコーチ陣の退任することを発表した。小林氏は兼任していたスポーツダイレクター職も合意の上、契約解除となる。
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残り2節となったJ3リーグで、ここまで6勝10分20敗の勝ち点28で最下位が確定している北九州。小林監督、長島裕明ヘッドコーチ、出口拓馬コーチ、大神友明GKコーチ、井田征次郎氏フィジカルコーチの計5人が契約満了で2023シーズンをもって退任することが決まった。
小林監督は2019年に北九州へ監督兼スポーツダイレクターとして就任。見事その年のJ3優勝を果たし、J2への昇格を手にした。しかし21年のシーズンに苦戦を強いられ、再びJ3への降格が決定。同年12月に指揮官を退任し、スポーツダイレクターとしてクラブに残ることになった。
その後23年9月、成績不振で辞任した田坂和昭監督に代わって再度兼任で指揮官に就任。懸命にシーズンを戦っていたが、リーグ第36節までを終えて最下位が確定するなどチームを救えず。今シーズン限りでの退任、さらには兼任していたスポーツダイレクター職も辞する運びとなった。
小林監督のコメント全文は以下のとおり。
「5シーズンにわたりギラヴァンツ北九州に携わらせていただきました。ファン・サポーターの皆様をはじめ、クラブに関わりご支援いただいている皆様に心より感謝申し上げます。5年間の中で、多くの人に恵まれて多くの経験をさせていただきました。また、アカデミーでも、トップチーム昇格の選手2名輩出、全国大会出場など多くの結果を出し続けてくれています。アカデミーの成長を肌で感じることができたことも素晴らしい経験となりました。今年はJ2復帰を目標に掲げてSDそして監督としてチャレンジをしましたが、達成することが出来ず、私の力不足と痛感しており大変申し訳なく思います。しかしながら結果の良し悪しに関わらず素晴らしい経験をさせていただいたと感じております。今後のクラブの更なる発展を期待しております。皆様には引き続き温かいご支援と応援をお願いしたいと思います。残りの試合も全力で戦い続けます。5年間、ありがとうございました」
(FOOTBALL ZONE編集部)