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相次ぐスター選手の中国移籍にクロップ監督は「イングランドも同じような存在と見られている」
オスカルが86億強で上海上港への移籍が決定
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、選手の中国行きについて、イングランドもその他の欧州クラブには「同じような存在に見られている」という見解を述べた。英紙「テレグラフ」が報じている。
先日、チェルシーのMFオスカルが6000万ポンド(約86億4000万円)もの移籍金で中国1部の上海上港への加入が決定した。
実績も豊富な25歳のアタッカーが、時期尚早にセミリタイアとも言える欧州の第一線からの離脱に対し、大きな物議が醸されている一方、クロップ監督はスター選手の中国移籍について自身の考えを口にした。
「実際、欧州の複数のクラブは、イングランドについても同じような存在に見なされていることを私は知っている。巨額なマネーで引き抜くという意味でもね。しかし、そのイングランドですら選手たちが中国行きを決めたら、それを止める術はないということだよ。ヨーロッパのビッグクラブでも十分に巨額のマネーを稼ぐことができるし、その金額は満足すべきものだとは思うんだがね。特にトップレベルの選手にとっては、だ」
クロップ監督は、”引き抜かれる側”の欧州クラブにとって、イングランドの補強方法は中国のそれと差して変わらないと考えを抱かれていることに言及した。しかし、イングランドは実力を伴う世界最高のリーグに位置していることも事実である一方で、ワールドクラスの実力を擁していながら、単なる巨額だけを求め欧州の舞台から去る決断をする選手に対して、一抹の寂しさを覗かせた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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