「自制心がまったくない」「愚かだ」 ボール蹴り出し→主審に抗議&挑発…米代表DFの“ご乱心”退場劇をファン糾弾

アメリカ代表のセルジーニョ・デスト【写真:Getty Images】
アメリカ代表のセルジーニョ・デスト【写真:Getty Images】

アメリカ代表DFデストの退場にファンから批判の声

 アメリカ代表は現地時間11月20日、CONCACAFネーションズリーグ準々決勝第2戦でトリニダード・トバゴ代表と対戦し、1-2の敗戦を喫した。アウェーで黒星も準決勝へ駒を進めたなか、勝敗を分けたアメリカ代表DFの退場シーンが話題になっている。

 準々決勝第1戦を3-0と快勝したアメリカは、準決勝進出へ有利な状況のなかでアウェーに乗り込んだ。試合は前半25分、DFセルジーニョ・デストの右クロスにDFアントニー・ロビンソンが頭で合わせ先制。ところが、アメリカ代表はその後デストが退場処分を受けて数的不利の状況に。すると同43分、トリニダード・トバゴ代表のFWレオン・ムーアに一瞬の隙を突かれ同点ゴールを許してしまう。

 後半に入ってもアメリカ代表は苦しい状況を跳ね返せず、同12分には直接フリーキック(FK)からゴールを献上してこれが決勝点に。1-2で敗れたものの、アメリカ代表は初戦のリードを守り切り準決勝進出を決めた。

 逆転負けを喫したなか、デストの退場劇が話題になっている。事の発端は前半37分、味方が出した浮き球のパスに呼吸が合わずなんとかボールをピッチ内に残そうとした時だった。デストは懸命に追いかけぎりぎりのところでボールをピッチ内に残したように見えたが、主審はここでトリニダード・トバゴ代表のスローインと判定。次の瞬間、デストはボールを拾い上げてピッチ外に蹴り出し、主審からイエローカードを提示された。

 しかし、すぐには怒りが収まらず。デストはさらに口元を隠しながら主審に執拗な抗議を続け、2枚目の警告を受けて退場になった。その後も判定に投げキッスで挑発的な態度を取るなど、冷静さを完全に欠いたデスト。軽率な態度をとがめるチームメイトに対し、デストは渋々といった様子でピッチをあとにした。

 わずか20秒足らずの退場劇に米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」も注目。公式インスタグラムで一連の出来事を収めた動画を公開したところ、「なんとも子供っぽい」「愚かだ」「自制心がまったくない」「もう代表のユニフォームを着るべきではない」といった批判が多く寄せられている。

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