ジョージア戦で負傷交代

　スペイン代表は現地時間11月19日、欧州選手権（EURO）予選グループA第10節でジョージア代表と対戦し、3-1で勝利した。この試合でスタメン出場したMFガビ（FCバルセロナ）が前半26分に負傷交代となった。

　試合は前半4分、左サイドのフリーキックをFWフェラン・トーレス（バルセロナ）がゴール前に蹴りこむと、DFロビン・ル・ノルマン（レアル・ソシエダ）が合わせて幸先よくスペイン代表が先制に成功した。

　しかし、前半10分にFWクヴィチャ・クワラツヘリア（ナポリ）に同点ゴールを決められると、同20分にアクシデントが発生。前線で相手DFを背負いながらボールを受けようとしたガビが相手選手と接触。痛がる表情を見せたがプレーを続けた。

　英紙「ザ・サン」では、「足を引きずりながらピッチをあとにした」とガビの振る舞いを描写し、「涙を流しながら退場を余儀なくされた」と伝えた。ガビはタックルを受けたあとに一度立ち上がり、プレー続行も前半26分で交代となった。

　英紙「デイリー・メール」でも、「彼のキャリアで最も苦い勝利となった」とガビの負傷について伝え、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督のコメントを紹介。指揮官は「ガビにとっても、バルセロナにとっても、代表チームにとっても、そして私にとっても、とても辛い瞬間だ」と言及した。

　所属するバルセロナによると、ガビは右膝の前十字靭帯の完全断裂と、それに伴う外側半月板の損傷が確認されたようで、近日中に手術を行うようだ。この大怪我で今季絶望となり、長期離脱になる見込みとされている。

　19歳ながらバルセロナとスペイン代表の中心として活躍していたガビ。大怪我を乗り越え、再びピッチでプレーする姿を見られるだろうか。