日本×シリアは「劇的な変化がないと視聴できない」 試合前日でも日本で放送未決定…放映権問題に韓国誌が注目
シリアサッカー協会が管理する放映権の販売価格が高騰
森保一監督率いる日本代表は、11月21日に中立地のサウジアラビア・ジッダで北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のシリア代表戦に臨む。ただ、20日時点で日本での放送が決定しておらず。韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「お茶の間で視聴できない理由は?」と取り上げている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
今回は放映権を持つシリアの代理店との交渉になっているなか、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は「最後の最後まで粘って交渉していく。変な形、チキンゲームのような形でお金を吊り上げるものに乗っていくつもりはない。高騰していないのに、そこだけ高騰させよう、儲けようとするからそうなる」と、相手の出方に毅然とした態度で臨むことを明言していた。
交渉のなかで試合会場や時間も変わり、テレビ局も対応が困難になっていった。シリア戦前日の11月20日時点で、まだ日本での放送は決定していない。
韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は「日本、A代表の北中米W杯アジア予選シリア戦のお茶の間で視聴できない…理由は?」と見出しを打ち、「日本のサッカーファンが、母国代表の北中米W杯アジア2次予選の試合を視聴できない危機に直面した」と取り上げている。
「日本がシリア戦を自国で中継できない理由は大きく2つある。第1に、試合のスケジュールが今月7日に突然変わったということだ。日本対シリア戦は22日午前2時から21日夜11時45分に変わった。現地時間を基準にした時、夕方8時の試合が5時45分に変わり、選手たちが夕方の暑さに苦しむ可能性があることにかなり反発したが、さらに心配なのはまさにテレビ中継の問題だった。日程が突如変わった試合を中継する放送局が見当たらないという。さらに、シリアサッカー協会が管理している放映権の販売価格が高騰している。ただでさえ日程変更のために困難な立場だが、高いお金まで支払わなければならないという点はハードルをさらに高めている」
記事では、「とにかく今の状態では日本では自国のW杯予選試合を見られない」「劇的な変化があってこそ視聴が可能だ」と状況をレポートしていた。