高校サッカー選手権、組み合わせが決定! 青森山田×飯塚、市立船橋×高川学園など好カード揃う
12月28日の開幕戦は早稲田実対広島国際学院
第102回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が11月20日に行われ、全国47都道府県の代表チームによるトーナメントが決定した。
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は出場校に祝福の言葉を残したうえで、「102回を数えるこの大会、長い歴史の中で多くの日本代表選手を輩出してきた。近年では、この高校選手権に出場した後すぐにヨーロッパのクラブと契約する選手も出てきた。いかにレベルが上がっているかということ」と話した。
抽選では東地区と西地区が初戦で対戦するようにされ、また境界線にあたる東海地区の学校同士の対戦にならないように配慮された。また、前回大会でベスト4に入った都道府県の代表チームがシードされ、鹿児島県代表はU-17ワールドカップ(W杯)に選出された選手が多いことから、代表校が決まる県大会の試合は12月とされている。
シード勢で前回優勝の岡山学芸館(岡山)は夏のインターハイでベスト8入りした尚志(福島)と大会初戦となる2回戦で激突。前回3位の大津(熊本)は、3大会ぶり30回目の出場となる遠野(岩手)との対戦が決まった。また、前回準優勝の東山を破って出場の京都橘(京都)は優勝経験のある富山第一(富山)と、鹿児島県代表は松本国際(長野)と対戦する。
夏のインターハイで優勝の明秀日立(茨城)は徳島市立(徳島)と、今大会出場の中では最多5回の優勝を誇る市立船橋(千葉)は特徴的なセットプレーで注目を集めたこともある高川学園(山口)と1回戦で、Jリーグ内定選手3人を擁する静岡学園(静岡)は1回戦で明徳義塾(高知)と対戦。インドネシアで開催中のU-17W杯で3試合連続ゴール中のFW高岡伶颯を擁する日章学園(宮崎)は1回戦で初出場の名古屋(愛知)と、3回優勝の青森山田(青森)は2回戦で飯塚(福岡)と対戦する。
12月28日に国立競技場で行われる開会式後の開幕戦は、早稲田実(東京B)と広島国際学院(広島)による初出場同士の対戦になった。
開幕戦以降の大会は首都圏4都県8会場で進行。来年1月6日に準決勝、8日に決勝戦が国立競技場で行われる。