マック・アリスターから「多くを学んでいる」 遠藤航が激白、リバプール中盤争いの現況
遠藤がリバプール公式サイトのインタビューに登場
日本代表MF遠藤航は、今夏の移籍市場でイングランド1部リバプールに加入。大刷新された中盤で、熾烈なポジション争いに挑んでいる最中にある。そんななか、クラブ公式サイトのインタビューに応じ、アンカーの座を争っているMFアレクシス・マック・アリスターとの関係について「彼から多くを学ぶことができているので、僕とマッカの間で適度なバランス関係を築けていると思う」と語っている。
リバプールは開幕前、MFジョーダン・ヘンダーソン、MFファビーニョを含めた中盤5人が退団し、マック・アリスター、遠藤、そしてMFドミニク・ソボスライ、MFライアン・フラーフェンベルフを獲得し、中盤の大刷新を行った。遠藤はファビーニョが務めていた守備的MFの後釜として加わったものの、現状は攻撃的MFが本職のマック・アリスターがアンカーに配置されている。
それでも、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節のトゥールーズ戦(5-1)では移籍後初ゴールを記録し、プレミアリーグ第12節ブレントフォード戦(3-0)では先発フル出場でクリーンシートの勝利に貢献するなど、少しずつながらも着実に適応を見せている。そんななか、遠藤はクラブ公式サイトのインタビューに応じており、中盤の厚い選手層にポジティブな見解を示している。
「我々には、非常に優れた中盤が揃っていると思う。4人の新戦力だけでなく、カーティス(・ジョーンズ)や、ハーヴェイ(・エリオット)のように、非常に多くの8番タイプがいる。マッカ(マック・アリスター)と僕は、6番の位置でプレーしている。チアゴ(・アルカンタラ)は負傷中だが戻ってくるし、ステファン(・バイチェティッチ)も6番だね。我々は優れた中盤のスカッドを擁しており、ともに戦うチームメイトだ。僕は彼らから多くを学んでいるし、もっと成長できるだろう。それが最も重要なことだ」
マック・アリスターは「守備も強靭になっていっている」
また、アンカーのポジションを争っているマック・アリスターについても言及しており、「マッカはより攻撃的なタイプだが、守備面でも改善に努めている。プレーしていくうちに、守備も強靭になっていっている」と、課題として挙げられている守備面の成長にも太鼓判を押していた。
遠藤自身もマック・アリスターから刺激を受けているようで、「僕も彼から多くを学ぶことができているので、僕とマッカの間で適度なバランス関係を築けていると思う。彼はまだ若いが、W杯で優勝を経験しており、素晴らしいメンタリティーを備えている」と語っていた。長いシーズンを戦ううえで、攻撃に長けたマック・アリスター、守備に長けた遠藤が同じピッチで共存していくことも、場合もよってはあるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)