自信みなぎる常勝軍団「優勝したい」

　クラブW杯でも1回戦のオークランド・シティーFC戦で、赤崎が0-1のビハインドを跳ね返す同点ゴールを決めたことが、その後のチームの躍進につながった。鹿島のエースとして活躍した元日本代表FW柳沢敦コーチとの居残り練習で、オフ・ザ・ボールの動きや様々なシュートパターンを繰り返しトレーニングしてきた男は、この天皇杯でも苦しい局面でチームを救うゴールを奪った。

「クラブW杯で非常にいい戦いができたし、それを継続しようと思っていた。チームが一回りも二回りも大きくなったし、（天皇杯で）優勝したいと思います。ゴールという形でチームに貢献できるように頑張りたい」

　鹿島の攻撃陣は過密日程のなかでも、試合ごとにヒーローが生まれる強みを出している。世界を感じる舞台でさらなる自信をつけた日本の“常勝軍団”は、元日決勝まで一気に駆け抜ける算段だ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文・写真　text & photo by Football ZONE web