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ハフェルツが独代表戦で左SB起用 「衝撃の新役割」と英紙注目「アルテタに新たなインスピレーションを与える」
ドイツ代表のナーゲルスマン監督は万能アタッカーのハフェルツを左SBで起用
イングランド1部アーセナルに所属するドイツ代表MFカイ・ハフェルツが、現地時間11月18日に行われた親善試合のトルコ戦(2-3)で左サイドバック(SB)として先発出場した。英国メディアは「衝撃の新役割」と驚きを持って報じている。
ハフェルツは今季チェルシーからアーセナルに加入。もともと中盤センターの一角をはじめ、サイドやセンターフォワードなど複数ポジションでプレーできる万能性も魅力のアタッカーだ。
まだアーセナルでは大きなインパクトを残すことはできておらず、ミケル・アルテタ監督も我慢の起用が続いているなかで、ドイツがトルコと対戦した親善試合では9月に就任したばかりのユリアン・ナーゲルスマン監督によって左SBとして起用された。ハフェルツは前半5分に先制点を決めたが、後半にはハンドで相手の決勝点につながるPKを献上した。試合はドイツが2-3で敗れた。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「ハフェルツはドイツ代表でサプライズの左サイドバックオーディションに参加し、5分で得点」とハフェルツの活躍をレポート。「ガナーズで苦しむスターは、ナーゲルスマンの衝撃の選出により、新たな転職を見つけたかもしれない」と続けた。
ナーゲルスマン監督はハフェルツのコンバートについて「非常にいいオプション」だと評価したうえで、「彼がいつもこのポジションにいるわけではない。常に古典的な左SBとしてプレーするわけではない」とあくまで試行錯誤の一貫であることを強調していた。
また、同紙は「ドイツ代表ではハフェルツがこのポジションで成功する可能性はあるが、クラブで左SBとして起用されることはすぐにはないだろう。(ウクライナ代表MF)オレクサンドル・ジンチェンコがこのポジションの最有力で、さらに10月のクラブ月間最優秀選手に選ばれた多才な冨安健洋が定位置を争っている」とアーセナルでのポジション争いについて言及していた。
英紙「デイリー・ミラー」はハフェルツの左SB起用を「衝撃の新役割」と伝えたうえで、「ミケル・アルテタに新たなインスピレーションを与えるだろう」とハフェルツの新たな可能性に注目していた。マルチな才能を持つ24歳のレフティーはドイツ代表だけでなく、アーセナルでも左サイドでの起用を任されることはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)