U-22日本代表は“静岡勢”が活躍 鈴木唯人「得点を取れたのはいいが、個人個人を見ると相手が上回っていたところが多い」

2ゴールの鈴木唯人【写真:徳原隆元】
2ゴールの鈴木唯人【写真:徳原隆元】

一度は1-2とビハインドを背負うもそこから4ゴールを奪って勝利

 来年のパリ五輪を目指す世代のU-22日本代表は11月18日にU-22アルゼンチン代表と国際親善試合を行い、点の取り合いになったゲームを5-2で制して勝利した。

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 前半18分、MF松木玖生からの縦パスを受けたMF佐藤恵允が中央へドリブルで持ち出すとニアサイドへ右足シュートを蹴り込んで1-0の先制ゴールを奪った。その後、前半のうちに追いつかれた日本は後半5分にもゴール正面からのフリーキックを決められて1-2とビハインドを背負ってしまった。

 しかし、そこから“静岡勢”が活躍を見せた。まずは2020年から今夏まで、この試合が行われたIAI日本平スタジアムを本拠地とする清水エスパルスでプレーしてデンマークへ移籍したMF鈴木唯人が後半21分、相手の間で上手くボールを受けて前を向くと、左足シュートをゴール右の際どいコースに流し込んだ。さらに後半30分、左からの攻撃でMF松村優太が上げたファーサイドへのクロスをDF半田陸が受けると、中央の鈴木へラストパス。フリーの鈴木が難なく流し込んで3-2と逆転に成功した。

 鈴木は試合後、「必ず得点したかったのでほっとしている。得点を取れたのはいいですけど、個人個人を見ると相手が上回っていたところが多い。まだまだ頑張りたい」と話した。

 さらに後半36分、ゴール正面から松村が左足で巻き込むようなシュートを決めて4-2とすると、最後は途中出場のFW福田師王が5点目を決めた。静岡学園高校出身で鹿島アントラーズでプレーする松村は「会場入り、名前を呼ばれた時も拍手が聞こえた。成長した姿を見せられて嬉しい」と喜びの声を残した。

 地元出身で清水商業高校(当時名称)出身の大岩剛監督は「たくさんの静岡の皆さんの前で試合ができて嬉しかった。みなさんにいろいろな声援をいただいてこういうゲームになった。今後もこのグループ、チームを応援していただきたい」とコメント。来年4月からパリ五輪に向けたアジア最終予選も始まるが、「スコアは少し開いたが、まだまだやるべきことがたくさんあると気づかされた試合だった。しっかり準備を今までやってきたので、最終予選に向けて今後もチーム全員でやっていきたい」と話していた。

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