ソン・フンミンのエスコートキッズに対する振る舞いに脚光

　韓国代表は11月16日、2026年北中米共催ワールドカップ（W杯）のアジア2次予選初戦でシンガポール代表と対戦し5-0の大勝を収めた。W杯本大会への出場権獲得に向け幸先良いスタートを切ったなか、試合前に韓国代表キャプテンが見せた心優しい振る舞いが注目を集めている。

　韓国はこの試合、前半44分にFWチョ・ギュソンのゴールで先制し試合の均衡を破る。後半に入ると一気にギアを上げ、同4分のFWファン・ヒチャンを皮切りに同18分にFWソン・フンミン、同23分にFWファン・ウィジョ、同40分にMFイ・ガンインが立て続けにゴールを挙げシンガポールを一蹴した。

　そんななか、試合前にソン・フンミンが見せた“心配り”が話題に。メキシコ紙「レコルド」公式インスタグラムが1本の動画を公開した。

　映っていたのは、選手がエスコートキッズとともにピッチに整列する様子。主将として一足先に並んだソン・フンミンは、目の前に立つ少年が夜の冷え込みで震えていると感じたのかおもむろに着ていたジャージを脱ぎ始めた。そして、少年の身体をジャージで優しく包み込んだ。世界的スーパースターからの“神対応”を受け、少年は思わず目を丸くさせたのだった。

　この動画が公開されると、早速ファンが反応。コメント欄には「素晴らしい振る舞い」「新しい世代へのお手本」「偉大な人間はそれを行動で証明する」「本当に紳士」「ピッチ内外でプロフェッショナル」といった称賛の声が相次いでいる。

　代表だけでなく、所属先のイングランド1部トッテナムでも主将を務めチームを牽引するソン・フンミン。そんなリーダーは人間性もトップクラスのようだ。