U-17日本代表の「予想外のヒーロー」 W杯でブレイク16歳・高岡伶颯にFIFAが注目
3試合連続弾で日本の16強進出に貢献、目覚ましい活躍ぶりにFIFA熱視線
U-17日本代表は11月17日、U-17ワールドカップ(W杯)のグループステージ最終戦セネガル戦を2-0でモノにし、グループ3位で16強入りを決めた。勝利の立役者となったのは、途中出場から2得点をマークした16歳FW高岡伶颯(日章学園高校)。今大会での目覚ましい活躍ぶりにFIFA(国際サッカー連盟)が熱視線を送っている。
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高岡は今大会のグループ初戦ポーランド戦で途中出場すると後半32分、ゴール正面から左足を強振するゴラッソ弾で1-0の勝利に貢献。続くアルゼンチン戦でも1-3と敗れたなかで1得点していたなか、セネガル戦でも後半10分からピッチに立つとその得点力を発揮した。
まずはスコアレスで迎えた後半17分、右サイドをオーバーラップしたDF柴田翔太郎のクロスに高岡がヘディングで反応。ゴール左へシュートを突き刺し待望の先制ゴールをもたらすと、同27分には相手のバックパスを受けたGKにプレッシャーをかけたなかでボールを奪い取り追加点を決めた。
グループ3戦連続ゴールで大会トップの4得点に浮上。W杯出場権を獲得したアジアカップ、そして今大会ともU-17代表ではスタメンに定着していないが、抜群のスピードとここぞの勝負強さを発揮し、一躍ブレイクを果たしている。そんな16歳のストライカーにFIFAも熱視線を送っている。
公式サイト上では「ゴールの名のもとに:高岡伶颯、日本に夢を与える起爆剤」と見出しが打たれ、現在大会トップの4ゴールを記録している事実に対して「スタメンではないサブプレーヤーとしては、驚くべき数字だ」と異例の存在であることを指摘し「予想外のヒーロー」と伝えられた。
さらに記事では、「彼はスピードがあり、捉えどころがなく、楽観的で、ライバルのエリアではどんなアドバンテージも逃さない」と長所にも触れたうえで「ワールドカップ・ショーケースでの彼のゴールは、そのプロセスを加速させるかもしれない」と、さらなる飛躍を秘めた存在であることが指摘された。
U-17W杯のグループステージでインパクトを残し、一気のその名を広めた高岡。強豪国がひしめく決勝トーナメントでの活躍にも期待が懸かる。