W杯アジア予選初戦で日韓に明暗? 韓国紙が指摘「日本は十分にローテーションを行い…」

韓国メディアは日韓の差に注目【写真:徳原隆元 & ロイター】
韓国メディアは日韓の差に注目【写真:徳原隆元 & ロイター】

日本はミャンマーに、韓国はシンガポールにそれぞれ5-0で快勝

 森保一監督率いる日本代表は、11月16日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦でミャンマー代表に5-0で完勝した。同日にシンガポール代表を5-0で下した韓国のメディアは、同スコアの結果における日韓の差に注目している。

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 多くの負傷者が出ていたなか、森保監督は2列目にMF相馬勇紀、MF南野拓実、MF鎌田大地、MF堂安律を並べる4-1-4-1で試合に入った。守備的に臨んできた相手に対して先発出場した1トップのFW上田綺世がハットトリックを達成、堂安も試合終盤に欲しかったゴールを決めるなど、5-0で幸先の良いスタートを切った。

 日本代表は6月のエルサルバドル戦を皮切りに、国際Aマッチで7連勝を達成。それぞれ複数ゴールを挙げており、直近7試合で29ゴール・5失点と圧倒的な成績を残している。

 一方の韓国も、同日に行われたW杯アジア予選初戦でシンガポールに5-0で快勝。FWソン・フンミン、MFイ・ガンイン、DFキム・ミンジェら欧州組の主力を中心に順当な結果を手にした。

 韓国紙「スポーツ韓国」は「同じ5-0だが、日本は体力温存、韓国はソン・フンミンがフルタイム出場」と見出しを打ち、W杯アジア予選初戦における日韓の比較を行っている。

「韓国と日本はいずれも東南アジアの国を相手にW杯アジア2次予選初戦をホームで5-0と大勝した。結果は同じだが、最大の違いは、日本は十分にローテーションを行い、主力選手の体力配分をしたが、韓国はそうではなかったという点だ。韓日両国がW杯予選初戦をホームで似たようなFIFAランキングの低い国と対戦するため、比較にならざるを得なかった。結果は両チームとも5-0の勝利。差があるとすれば、韓国は前半44分に先制ゴールを決め、前半はやや厳しかったが、日本は前半11分でゴールを決め、終始試合を簡単に進めたことだろう」

 日本はボール支配率72.0%対28.0%、シュート数24対0だったのに対し、韓国はボール支配率73.0%対27.0%、シュート数20対3で、記事では「韓国は日本ほど圧倒できなかった」と触れつつ、選手起用についても言及している。

「選手起用でも差が大きかった。日本は主力の久保建英、遠藤航らをベンチに座らせ、使わなかった。ベンチスタートにしたのも驚くべきことだが、前半だけで3-0のスコアが出るほど一方的な展開が続くと、シリア戦の遠征に備えてそのほかの主力たちに休息を与えた。後半36分にはGKまで交代するほど体力配分に本気だった」

 日本は21日のW杯アジア予選第2戦でシリア、韓国は中国と対戦するなか、どのような結果になるだろうか。

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