韓国指揮官「腹が立った」 ソン・フンミンへの激しいアフタータックルに母国注目「荒々しいプレーに異例の怒り」

シンガポール戦に出場したソン・フンミン【写真:ロイター】
シンガポール戦に出場したソン・フンミン【写真:ロイター】

ソン・フンミンへの激しいタックルにクリンスマン監督が言及

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で、11月16日に初陣を迎えた韓国代表はシンガポールを5-0で下した。順調な滑り出しを見せたなか、試合後にユルゲン・クリンスマン監督が相手に対し「怒り」を露わにしているという。韓国メディア「mydaily」が報じた。

 FIFAランキング155位のシンガポールを相手に、韓国(同24位)は力の差を見せつけた。前半44分にFWイ・ガンインのクロスからFWチョ・ギュソンのヘディング弾で先制し1-0で試合を折り返す。

 ハーフタイム後にはタレントたちが爆発。後半4分にイングランド1部ウォルバーハンプトンでプレーするFWファン・ヒチャン、同18分にはトッテナムの主将FWソン・フンミン、その5分後にはPKからFWファン・ウィジョ、最後は同40分のイ・ガンインのミドル弾で締め括り、5-0の快勝を飾っている。

 充実した試合内容となった韓国のクリンスマン監督は、試合後の会見で「選手たちみんなを褒めてあげたい。容易ではない試合だった。にもかかわらず、プロらしく最善を尽くした。選手たちが楽しく試合をした姿を見ることができた」と称賛を贈った。

 その一方で、クリンスマン監督はシンガポールの選手へ「怒り」を露わにしたという。記事では「クリンスマン監督がシンガポールの荒々しいプレーに異例の怒り」と、続く指揮官のコメントを紹介。「4-0の状況でやられたファウルシーンでは腹が立った。 適切でない反則だったと思う」と語り、後半にソン・フンミンが後方から受けたアフターチャージについて不満を示している。

 それでも「サッカーで100%の状況でプレーできる試合はほとんどない。 明らかファウルを受ければ痛い目に遭うこともある。とはいえ、プレーするのは選手たちだ。イ・ガンインも前半に反則を受けたが、それを乗り越えて後半に活躍した。多くの選手が献身する姿が見られた」と、自国選手への賛辞で締め括った。

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