レアルの補強禁止処分を軽減させた中井くんに海外メディアが注目 「ピッチ外の偉大で甘美な勝利」

「FIFAに勝利するためのヒーローとなった」と中井くんのキャリアを紹介

 レアル・マドリードは未成年選手の国際移籍に関する処分として、FIFAから2017年冬と夏の補強禁止処分を科されていたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への控訴によって2017年1月のみの禁止に軽減された。米国のスペイン語テレビ局「ユニビジオン」は、クラブの下部組織に所属する中井卓大くんについて「FIFAに勝利するためのヒーローとなった」と紹介している。

 今回の補強禁止処分は、中井くんは単身ではなく母親とともにマドリードに渡ったことを主張したのが、軽減のきっかけになったと伝えられている。同局は“ピピ”の愛称で知られる中井くんのキャリアに注目しつつ、今回の件を紹介している。

「日本の滋賀県で生まれた13歳の少年である。ピッチ内だと司令塔として将来が期待されている選手だ。ただピッチ外では、もうメレンゲス(レアル・マドリードの愛称)にとって偉大で、甘美な勝利をもたらした。FIFAから下された1年間の補強禁止処分を軽減させたのだ」と、中井くんの存在が大きかったことを伝えている。

 

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