日本メンバーに「驚いた」 W杯予選で“飛車角落ち”…中国メディア脱帽「もはや育成の大会だ」

日本の先発メンバーに中国驚き【写真:徳原隆元】
日本の先発メンバーに中国驚き【写真:徳原隆元】

W杯2次予選ミャンマー戦の先発メンバーに中国メディアが注目

 日本代表は11月16日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦でミャンマー代表と対戦し、5-0の圧勝を収めた。森保一監督は、主将のMF遠藤航やMF久保建英、MF伊東純也といった主軸をベンチに置く大胆な先発を選択。中国メディアは、W杯本大会に向けた重要な初戦での“飛車角落ち”に驚きの反応を示している。

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 FIFAランク18位の日本に対し、ミャンマーは同158位とあって、試合は序盤から日本がボールを持つ展開に。そんななかで前半11 分、MF南野拓実からの浮き球のパスをFW上田綺世が頭で合わせて先制。さらに同28分にMF鎌田大地、同アディショナルタイムには再び、上田が加点した。

 後半5分にも南野のパスから上田がハットトリックとなる得点を決めると、同41分には堂安がMF守田英正からの浮き球パスを上手く収めながらトドメの5点目を奪取。日本は国内組のMF佐野海舟、GK前川黛也が代表デビューを飾る交代策も見せながら、W杯予選で白星スタートを切った。

 ミャンマー戦を迎えるにあたり、日本は故障者が続出。メンバー招集を受けていたMF三笘薫も無念の離脱となったなかで、いざ蓋を開けてみれば選手層の厚さを窺わせる形できっちりと結果を残し、21日のシリア戦(アウェー)に向けて久保や伊東、遠藤といった一部主力の温存にも成功した。

 もっとも、先発メンバーの顔ぶれは予想外だったのも事実で、W杯本大会に向けた重要な初戦で“飛車角落ち”となったことには中国メディア「sohu」も驚きを示している。同メディアはミャンマーとの実力差を認めつつも「先発リストには驚いた。初戦でこれほどの代役メンバーとは誰にとっても少々予想外だ」と伝えている。

 さらに記事では「日本にとってアジア予選自体は『大きな大会』ではなく、もはや育成が目的の大会だ」と、W杯予選で余力が持てるほどのレベルに脱帽。「彼らが気にしているのはW杯ベスト8に進出できるかどうか、そしてトロフィーを手に入れることができるかどうかだ。したがって、森保監督の選択も適切である」と見解を伝えていた。

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