インザーギ監督がムンタリへの罰則を否定 「僕はニュースに怒っている」

 

練習中のタックルでファン・ヒンケルを負傷させたムンタリ

 

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督は練習中にオランダ代表MFマルコ・ファン・ヒンケルが重傷を負った問題で、タックルで負傷させたガーナ代表MFサリー・ムンタリに罰則を科さない方針を明確にした。

「ファン・ヒンケルは残念だった。試合の準備で起きた出来事だが、サリーは真っ先に謝罪した。これぐらいの集中力で練習しなければ、試合に勝つことは難しい。負傷させたいという、悪意のこもったファウルではなかったと思う。サリーも残念に思っている。彼はいい青年。ファン・ヒンケルにとっても、みんなにとっても残念なことだ」

 インザーギ監督はミラネッロで行われた公式会見で、試合2日前に起きたアクシデントについてこう語った。

 故障から復帰したファン・ヒンケルは右足首靭帯損傷で再び離脱することに。クラブ側が激怒し、罰金を検討しているとの現地報道もあった。しかし、指揮官はこれを否定。「意図的に傷つけようとしたものではない。ファン・ヒンケルには残念だが、なんでそんな記事が出るのかわからない。僕はニュースに怒っている」とチームの和を乱しかねない報道に憤っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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