なでしこMF宮澤や、韓国FWチ・ソヨンらの活躍に注目

　パリ五輪アジア2次予選で敗退した中国女子代表は、近年の低迷に厳しい目が母国からも向けられている。現地メディアは原因を考察するなかで、欧州で活躍する日本人選手の名前も引き合いにその差を指摘した。

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　10月に中国・杭州で行われたアジア競技大会の準決勝で日本に3-4で敗れ決勝進出を逃した中国。続くパリ五輪アジア2次予選もB組の中国は、韓国とともに敗退が決定している。

　かつてオリンピックや女子ワールドカップ（W杯）で準優勝（それぞれ1996年／1999年）、女子アジアカップでは1986年大会から7連覇を含む通算8度の優勝を誇るアジア屈指の強豪国も経験した母国について、中国紙「工人日報」が嘆きとともに考察を展開した。

　記事の中では、他国スターの活躍についても言及。「今年の女子サッカー国際大会では、日本や韓国などアジア女子サッカーチームの中核選手たちが活躍している。W杯でゴールデンブーツを獲得した日本の宮澤ひなた（5ゴール）や、韓国のストライカーFWチ・ソヨンは女子プレミアリーグで活躍中だ」と紹介した。

　その一方で、中国は「中核と目されていたオウ・ソウは怪我に悩まされ、大会で思うような成績を残せていない」と苦境を指摘。「かつてリウ・アイリンやスン・ウェンといったスーパースターを擁していた中国女子サッカーチームを懐かしく思わずにはいられない」と、隣国スターの現状の活躍を羨んでいた。